【WWE】SUMMER SLAM（8月2日・日本時間3日／ニュージャージー）
同士討ちで孤立した女子レスラーが、苦し紛れにガチのカウンター右ストレートを炸裂。“バコッ”という鈍い音とともに、対戦相手は頭から崩れ落ちて悶絶。試合の流れを一気に変える“一撃”に騒然となった。
女子タッグ王座戦では、王者ラケル・ロドリゲス＆ロクサーヌ・ペレス組と、挑戦者シャーロット・フレアー＆アレクサ・ブリス組が激突。手慣れた連携を誇る王者チームに対し、元々は不仲だったレジェンド女子2人が同士討ちの危機を克服し、最後は見事な連携で新王者に輝いた。
序盤は王者組がパワーと機動力を活かしリードを奪う。ラケルの力強い攻撃やロクサーヌのスピードを生かしたコンビネーションがさえ渡った。中盤には、アレクサが誤ってシャーロットにパンチを浴びせる誤爆アクシデントが発生。元々は不仲だった挑戦者チームの連携に一瞬の乱れが生じるが、アレクサのリカバリーが神がかっていた。
シャーロットを自ら引きずってタッチを成立させると、ロープに飛んだロクサーヌに渾身の右ストレート“スーパーガール・パンチ”を炸裂。「バコッ」と物騒な音とともにロクサーヌは頭から落ちて悶絶。なかなかお目にかかれないレベルでクリーンヒットした一撃に、ファンも「グーパン」「決まった」「えっぐ」「いいカヴァーだ」と大興奮。
アレクサがフィニッシャー“シスター・アビゲイル”の体勢に入るが、誤爆から覚めたシャーロットがガン睨みし、不穏な空気が流れる。“敵か味方か？”という緊張感の中、シャーロットは背後から来たラケルにビッグブーツを一閃。アレクサがロクサーヌに“シスター・アビゲイル”を決めて3カウントを奪取し、新タッグ王者が誕生した。
2人は試合中のハプニングを乗り越え、タイトル奪取に成功。本来なら決裂必至の犬猿の仲を克服し、「シャーロット大人になったな」「裏切るかと思ったら裏切らない展開！見事」「良かった、わざとじゃないのが伝わっていた」とファンも安堵の様子。アレクサにとって女子タッグ王座4度目、シャーロットは2度目の戴冠となり、レジェンド同士の新王者誕生に大観衆が大歓声を送った。（ABEMA／WWE『SUMMER SLAM』）
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