
【WWE】SUMMER SLAM(8月3日・日本時間4日/ニュージャージー)
夫の手元が狂い、妻がリング上3メートルから場外の奈落の底へ…。“あってはならない“衝撃シーンに「なってこった!」「酷すぎる」などファンが騒然となった。
WWEタッグ選手権が「6パックTLC戦」として行われた。特殊ルールのもと、テーブル、ラダー、チェアーが飛び交うカオスな展開となり、途中からは各ユニットのメンバーや家族も加わり、ベルトへの執念を燃やした。
王者チーム・ワイアット・シックス(ジョー・ゲイシー&デクスター・ルミス)に、アンドラーデ&レイ・フェニックス、#DIY(ジョニー・ガルガノ&トマソ・チャンパ)、フラクシオム(ネイサン・フレイザー&アクシオム)、モーターシティ・マシンガンズ(クリス・セイビン&アレックス・シェリー)、ストリート・プロフィッツ(モンテズ・フォード&アンジェロ・ドーキンス)の計6組が参戦。
リング中央に吊るされたチャンピオンベルトを奪い合うこの“TLC戦”は、テーブル、ラダー、チェアーはもちろん、ユニットの軍団や家族まで介入可能な“全部のせ”ルールとなっていた。
リング内外では凶器戦が随所で勃発。#DIYのガルガノのテーブルDDTを皮切りに、デクスター・ルミス、レイ・フェニックスと続き、アクシオムがモンテズへスパニッシュフライでテーブルを2枚同時に破壊するなど、テーブル割り4連発の祭りに発展…。
試合中盤では、ユニットメンバーの妻や女子スーパースターたちも各陣営に加勢。特に積極的だったのがガルガノの妻で女子スーパースターのキャンディス・レラエ。ラダーに登って抜け駆けを狙うも、B-ファブ(ストリート・プロフィッツ)が阻止。しかし、ニッキー・シックス(ワイアット・シックス)がスープレックスでB-ファブを排除した。
キャンディスは2度目の挑戦で、夫ガルガノの支えを受け再びベルトへトライ。絵面はまるで夫婦の共同作業だったが、蹴りを食らった仲間のチャンパがガルガノと交錯。「おっとっと…」とラダーを誤って押してしまい、“愛しのワイフ”が真っ逆さまに3メートルから転落。設置されていた場外のラダーに激突し、失神した。
実況席も「夫が妻を…こんな目に…」と騒然。ファンは「なってこった!」「酷すぎる」「そんなのありか」と唖然とする一方、冷静なファンからは「さすがハードコア大得意のキャンディスだ」「キャンディス根性あるな」と、元々ハードコア巧者でガッツのあるキャンディスの“大仕事”を称賛する声も上がった。
試合は、ユニットメンバー5人総動員で後半攻勢に出たワイアット・シックスが反撃。乱戦で各チームが次々と場外へ飛ばされ、テーブル崩壊で脱落する中、ルミスとゲイシーがリング内を制圧。最後はゲイシーがラダーを登り「とったど〜」とベルトを奪取し、王座防衛に成功した。(ABEMA/WWE『SUMMER SLAM』)
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