古長谷千博(右)と神代慶人(左)はほぼ同時に足を振り抜く
【映像】2人が「同時に振り抜いた」強烈ゴール(リプレイあり)
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【明治安田J2リーグ】ロアッソ熊本 2ー1 水戸ホーリーホック(8月3日/えがお健康スタジアム)

【映像】2人が「同時に振り抜いた」強烈ゴール(リプレイあり)

 まるで人気マンガ「キャプテン翼」を彷彿とさせるゴールだ。ロアッソ熊本のFW古長谷千博とFW神代慶人が、水戸ホーリーホック戦で浮き球に対してほぼ同時に足を振り抜いてシュート。結果的には古長谷の足がわずかに早くボールを捉えていたが、ツインシュート未遂から生まれた強烈ゴールが話題となっている。

 目を見張るゴールが飛び出したのは、熊本がJ2リーグ第24節で水戸と対戦した68分のことだ。1点を追いかける中、サイド攻撃を仕掛ける。

 オーバーラップしたDF大西遼太郎が右サイドからクロスを上げると、水戸のDF鷹啄トラビスがクリアしきれず、ファーサイドの神代まで届く。神代はDF飯田貴敬を背負った状態からボールを右足で収め、身体を横に倒しながらバウンドするボールをボレーシュート。この瞬間、後ろから飛び込んできた古長谷もボールに反応しており、左足でのランニングボレーを繰り出した。2人が同時に足を振り抜く“ツインシュート”のような形になると、強烈な一撃がGK西川幸之介の手を弾き飛ばしてネットに突き刺さった。

 同点ゴールが決まった後、ジャンピングガッツポーズで喜びを爆発させたのは古長谷だった。神代はピッチに倒れ込んだまま。一体なにが起こっていたのか。

 リプレイ映像で見ると、神代の右足よりも古長谷の左足のほうが少し早くボールに到達し、古長谷の左足ボレーシュートが決まっていた。つまりツインシュートは“未遂”だったのだ。解説・松岡康暢氏も「神代選手が収めて振り抜きにかかったんですけど、2列目から来た古長谷選手が仕留めたというシーンになりますね」と説明している。

 このゴールはJリーグの公式Xでも「ツインシュートみたいなボレーシュート」として紹介され、ファンたちも続々と反応。「キャプ翼やないかい」「ツインシュート?w」「リアルキャプ翼じゃないか!トリックシュート」「神代かと思ったら!」「神代のトラップからボレーかと思ったら、一瞬早く古長谷が振り抜いた!!」「神代くんと古長谷くんでツインシュート未遂」「古長谷もよく詰めたけど、神代は悔しそうだったw」「めちゃくちゃいい崩しやん!」と興奮しながら称賛している。

 センセーショナル一撃が決まった熊本は、80分にも再びネットを揺らし、首位の水戸を2-1で撃破している。

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