退陣要求が強まる中、続投の意向を示している石破茂総理。
4時間半におよんだ自民党両議員懇談会では、続投を巡って激しい意見が飛び交う中、自民党の森山裕幹事長は「8月中に報告書を取りまとめたい。報告書がまとまった段階で幹事長としての責任を明らかにしたい」と、幹事長を引責辞任する考えを示唆した。
ジャーナリストの青山和弘氏は「党内に基盤がない石破氏は、森山氏の力で総理をやれていると本人も認めている。森山幹事長が辞任となれば、石破総理の続投は厳しくなります」と解説。
自民党総理総裁と幹事長の関係は「総幹分離」と呼ばれ、幹事長を総裁の出身派閥から出さないことで党内における権力の集中を防ぐという、いわば自民の知恵。森山氏が辞任となれば、基盤のない石破総理は窮地に立たされることだけは確かだ。
党の執行部全員が退陣してしまう可能性も?
