【WWE】RAW(8月11日・日本時間12日/カナダ ケベック・シティ)
鍛え抜かれた抜群のスタイルで運動神経も“アスリート級”と言われるNFLチア出身の女子レスラーが“美脚”スピンキックで遂に覚醒。長身を活かした攻撃を連発し、女子王者を追い込む激闘ぶりに「脚が長いと蹴りが映える」などファンが魅了される一幕があった。
女子インターコンチネンタル王者ベッキー・リンチがマキシン・デュプリとの防衛戦に臨んだ試合で、WWE女子きっての人気者“陽キャラ”の劣等生が急成長。元NFLチアの経歴を遺憾なく発揮させた“美脚”スピンキックで見せ場を作った。
なかなか勝てない“しょっぱい女子レスラー”の烙印からか、長らくTVマッチから遠のいていたマキシン。WWE女子部門では明るく元気なキャラクターでファンからの支持は高い。
中継ではマキシンのWWE加入前にNFLのロサンゼルス・ラムズでチアリーダーを務めていた華やかな経歴を振り返りつつ、実況席の堀江ガンツも「フィジカルエリートです」と改めて凄さを強調。しかしこのところはバトルロイヤルでちょい役と出番が少なめだった。そんな彼女が、先週の“師匠”ナタリアとベッキーの一悶着をきっかけに、王者からまさかのご指名を受け、タイトル初挑戦の千載一遇のチャンスを得た。
序盤はベッキーに格の違いを見せつけられ、「もうさっさと帰れ」とダメ出しを受けてしまうが、マキシンは帰るフリをしてアームホイップで反撃。しかしその後は返り討ちにあい、裏投げ稽古の“かわいがり”に悶絶。だが、ベッキーの“マンハンドル・スラム”をすかして「スタナー」で攻守を逆転すると、マキシンの反撃が始まった。
袂を分かった元“パワハラ上司”チャド・ゲイブル直伝の“アンクルホールド”でなりふり構わない攻撃を見せると、バク宙で沸かせてクローズライン、ベースボールスライド、さらに完璧なクロスボディと畳み掛ける。見違えるファイトにファンも「マキシン頑張ってるな」「こんな良い動きできたんだ、見直した」と徐々に応援モードに。
さらに圧巻だったのは、長い足から放つ豪快な“美脚”スピンキック。これがベッキーの顔面を捉えると「足が長いと蹴りが映えるな」「足が長いからキックはいいな」と大盛り上がり。これには王者も「効いた」と苦しそうなジェスチャーを見せた。
マキシンは終始、果敢に攻めたが、ベッキーがロールアップを“ディスアーマー”で切り返すとマキシンは耐えきれずタップアウト。結局ベッキーが王座を防衛したが、思わぬ健闘ぶりに「よく頑張った!」と労いの声も多数。試合後、ベッキーはマキシンの“師匠”ナタリアを挑発してキックで襲撃。ニッキー・ベラに続き、女子部門の重鎮に噛みつき、新たな抗争を予感させた。(ABEMA/WWE『RAW』)
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