まる子が念のため用意していたお金でいったん難を逃れたものの、お父さんは、「なんだか落ち着かないね。俺はイヤだね、こういうとこは」とこぼした。その後、料理が一品ずつ出てきても、まる子が「ねぇ、これ何だって?」と無邪気にしている一方で、大人たちは「いいのよ、何だって。黙って食べなさい」「この一口、一口が100円くらいするんだ、こりゃ」とソワソワ。双方の対比が笑えるのはもちろんだが、大人になった今見返すと、両親に共感して辛い気持ちも湧いてくるエピソードかもしれない……。
一挙配信中のアニメ「ちびまる子ちゃん」は、さくらももこ氏による漫画を原作として、1990年に放送スタートした。静岡県清水市(現・静岡県静岡市清水区)を舞台に、小学校3年生のまる子と家族や友だちとの日常を描いたコメディだ。声優を変更しながらも長寿シリーズとして愛され続け、2025年1月に放送開始35周年を迎えた。
(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
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