【WWE】RAW(8月11日・日本時間12日/カナダ・ケベック)
絶好調でファンの支持も高い日本人女子スーパースターに、ラテン系チビっ子女子が“ジャパニーズ・スタイル”で対抗。男女レジェンドのフィニッシャーを完璧に再現する器用さに「日本を意識した試合だ」「日本の女子プロレスのような展開」とファンが興奮する一幕があった。
WWE「RAW」でイヨ・スカイとロクサーヌ・ペレスがシングル対決。急遽決定したマッチにも関わらず、新鋭ロクサーヌがこの日もイヨと“噛み合う”好勝負を展開。日本のプロレスを意識した「お前知ってるな」ムーブを連発し、“出来る娘”ぶりをアピールした。
ナオミ対イヨの女子世界戦が中止となり、緊急で決定したイヨ対ロクサーヌ。今年NXTからロクサーヌが昇進して以来、幾度となく対戦してきたが「技術・スピード・心理戦」で敗れるも大健闘。イヨと噛み合う数少ない新鋭の一人だ。
試合開始からロックアップ、腕の取り合いと、WWEでは珍しい技術戦でスタート。ヘッドシザースの倒立での脱出合戦など、日本のプロレスを観ているような展開に、ファンも「ロクサーヌは優秀だな」「日本の女子プロレスのような展開」と思わず唸る。
中盤から後半にかけては両者の飛び技の応酬が続き、ロクサーヌの“ジャパニーズ・リスペクト”スタイルがさらに勢いを増す。NXT時代の“師匠”である里村明衣子直伝のサトムラ・スペシャルを後頭部にハードヒット。
さらに軽い助走から美しいフォームの“シャイニング・ウィザード”も炸裂。次々と繰り出される“日本流”に、「日本を意識した試合だ」やこの技の“元祖”武藤敬司にあやかり「シャイニング」「ムタリスペクト」「ギャランティ発生」「あれ俺の技だよ」との声が相次いだ。
試合は、ロクサーヌ陣営のラケル・ロドリゲスの介入にしびれを切らした“カブキ・ウォリアーズ”のアスカ&カイリ・セインが救出に登場するも、イヨと交錯未遂。気を取られたイヨをロクサーヌが丸め込み技ありの勝利。このところ絶好調だったイヨに対し、ロクサーヌがまさかのアップセットを演じた。(ABEMA/WWE『RAW』)
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