2025年7月から放送中のテレビアニメ『ぬきたし THE ANIMATION(通称:ぬきアニ)』。ドスケベ条例が推奨されている常夏の孤島・青藍島(せいらんとう)を舞台に、主人公達が条例の破壊を目指すストーリーです。
原作は年齢制限付きのパソコン用ゲームで、タイトルは『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?』。原作ゲームの制作会社は『ぬきたし』以外にも、美少女ゲームを表彰する「萌えゲーアワード」で大賞を受賞したタイトルを制作しています。
この記事ではアニメ『ぬきたし』および原作ゲームの制作会社情報をまとめました。
目次
- アニメ『ぬきたし』のストーリー・作品概要
- アニメ『ぬきたし』の制作会社はどこ?これまでの作品は?
- アニメの制作スタッフ
- アニメ『ぬきたし』の製作委員会は?
- 原作ゲーム『ぬきたし』の制作会社(ブランド)はどこ?ほかにどんな作品がある?
- 原作ゲーム『ぬきたし』の制作スタッフ
- アニメと原作ゲームの違いは?
- まとめ
アニメ『ぬきたし』のストーリー・作品概要
両親の死をきっかけに昔住んでいた青藍島に帰島することになった主人公・橘淳之介(たちばな じゅんのすけ)。しかし、久々に帰ってきた青藍島は、人口減少に待ったをかけるべく施行されたドスケベ条例によって、島中どこでもドスケベセックスが許可されて、「性産的行為」を拒否した場合は犯罪に等しい処罰を受けることになる狂気の島へと変貌していました。
ドスケベ条例に疑念を持った淳之介は、妹の麻沙音(あさね)や仲間達と共に反交尾勢力・NLNS(No Love No Sex)を立ち上げて、ドスケベ条例の破壊を目指します。
PCゲーム『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?』を原作とした作品。アニメ『ぬきたし』は過激な表現もあるためか、放送局や配信サイトによって表現方法が変更され、「全面規制ver.」「配信限定ver.」「青藍島ver.」の3バージョンで放送・配信されます。
アニメ『ぬきたし』の制作会社はどこ?これまでの作品は?
『ぬきたし』のアニメ制作会社はパッショーネです。パッショーネはこれまでに、『見える子ちゃん』『ひぐらしのなく頃に業』などのホラー要素を含む作品をはじめ、『女子高生の無駄づかい』のようなコメディアニメ、『聖剣学院の魔剣使い』『異修羅』などのファンタジー作品まで幅広いジャンルのアニメを制作しています。
2020年にはさまざまな異種族の女性達が働く風俗店に行ってその様子をレビューする『異種族レビュアーズ』を制作して、過激な内容が話題を集めました。2025年にはアニメ制作会社・ハヤブサフィルムとの共同制作で、ライトノベルが原作の『片田舎のおっさん、剣聖になる』を制作しています。
パッショーネの公式X(旧Twitter)では『ぬきたし』の原画が公開されています。
アニメの制作スタッフ
アニメ『ぬきたし』の監督は長山延好さん。長山さんはこれまでに、『ランウェイで笑って』『うらみちお兄さん』などの作品で監督を務めています。
キャラクターデザイン(キャラデザ)のくまたさんはアニメ『ぬきたし』が初めてのキャラデザとのことですが、キャラデザをやっていることを父親に伝えた際に内容が内容だけに母親に言うかどうかは任せると伝えたことや、親戚には見せない方がいいと思うと言ったことをSNSのXで明かしました。
総合監修は「ハメドリくん(Qruppo)」とクレジットされています。ハメドリくんは『ぬきたし』の劇中に登場するマスコットキャラクターの名前です。原作ゲームを制作した美少女ゲームブランド・Qruppoの公式Xのアカウント名は「Qruppo@ハメドリくん」となっており、ハメドリくんが告知などを行っています。
制作スタッフ一覧
原作:Qruppo/「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?」
監督:長山延好
シリーズ構成・脚本:猪原健太
脚本監修:倉骨治人(Qruppo)、神近ゆう(Qruppo)
キャラクターデザイン:くまた
音楽:えびかれー伯爵、池木紗々、ウミガメ、かしこ、岩嵜壮志
アニメーション制作:パッショーネ
総合監修:ハメドリくん(Qruppo)
製作:青藍島観光協会
アニメ『ぬきたし』の製作委員会は?
アニメ『ぬきたし』は、複数の企業から出資を募る製作委員会方式での製作です。製作委員会の名前は「青藍島観光協会」で、KADOKAWA(カドカワ)、Yostar(ヨースター)、AT-X、Qruppo(クルッポー)が参加していることが明かされています。
アニメの放送前の2024年12月には、製作委員会に参加している各社のコメントが公開されました。
KADOKAWAは「KADOKAWAアニメーションの歴史上、最大のチャレンジとなる作品を手掛けることになりました」、Yostarは「家族は人質に取られていませんのでご安心ください」、AT-Xは「正直、前例のない領域なんですが……ドスケベチャンネルとして頑張ります」とコメント。ネットでは「コメントが面白すぎる」「この時点で面白いのどうかしてるぜ!」などの反応がありました。
原作ゲーム『ぬきたし』の制作会社(ブランド)はどこ?ほかにどんな作品がある?
原作ゲームの正式タイトルは『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳(わたし)はどうすりゃいいですか?』で、『ぬきたし』は略称として使われていました。ゲームのジャンルは「ビッチなんかに絶対負けたりしないスタイリッシュ逃亡&バトルADV」と記載されています。
ゲーム『ぬきたし』を制作した会社はQruppo(クルッポー)です。Qruppoは2018年からパソコン向けの美少女ゲームを制作しているブランドで、ゲーム『ぬきたし』が第1作のタイトルになります。
2018年7月にゲーム『ぬきたし』をリリースし、翌年の2019年7月に続編タイトルの『抜きゲーみたいな島に住んでいる貧乳はどうすりゃいいですか? 2』をリリースしました。
年度ごとに最も夢中にさせてくれた美少女ゲームを決める「萌えゲーアワード」では、2018年度で『ぬきたし』が金賞(シナリオ賞、ニューブランド賞)を受賞、2019年度は『ぬきたし2』が最も評価の高い大賞を受賞しています。
2022年1月には性犯罪者が収監される監獄を舞台にした『ヘンタイ・プリズン』(略称:ヘンプリ)をリリース。2022年度の「萌えゲーアワード」で大賞とユーザー支持賞を受賞して、笑いと泣きがこれ以上ない塩梅で配置された怪作だと評価されました。
リリースしたゲームのグッズなども発売していて、『ぬきたし』のキャラクターのセリフを集めたカルタ「めオラ百人絶頂首」などユニークな商品があります。
原作ゲーム『ぬきたし』の制作スタッフ
原作ゲーム『ぬきたし』の制作スタッフは以下の通りです
■スタッフ情報
企画:ナガトサチ
原画:浮丸つぼね・如月千幸
サブ原画:イチトレイ
シナリオ:倉骨治人・神近ゆう
ディレクション:LowLevel
音楽:えびかれー伯爵
ムービー:Syamo
WEB制作:shotaro ichinose
アニメと原作ゲームの違いは?
原作ゲームでは攻略対象のキャラクターごとにルートが存在しています。アニメ『ぬきたし』では、原作の複数のキャラクターのルートや共通ルートとアニオリ(アニメオリジナル)要素を盛り込んだストーリーとなっています。
アニメは現在放送中のため最終的にはどのキャラクターのルートで終わるのかは不明ですが、アニメの公式HPでは主人公の淳之介の次に紹介されているのが史上最強のビッチとして有名なギャル・片桐奈々瀬(かたぎり ななせ)なので、奈々瀬ルートで着地する可能性も考えられます。
まとめ
アニメ『ぬきたし』の制作会社はパッショーネです。パッショーネがこれまでに制作したアニメとしては、『異種族レビュアーズ』『ひぐらしのなく頃に業』などがあります。2025年4月にはハヤブサフィルムとの共同で『片田舎のおっさん、剣聖になる』を制作しました。
ゲーム『ぬきたし』を制作したブランドはQruppoです。『ぬきたし』の続編である『ぬきたし2』のほか、監獄が舞台のゲーム『ヘンタイ・プリズン』をリリースしています。
(C)Qruppo/青藍島観光協会
この記事の画像一覧





