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【映像】笛が鳴っても馬乗り…中国の「過剰なラフプレー」
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【FIBAアジアカップ2025】オーストラリア代表 90-89 中国代表(日本時間8月18日/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティ)

【映像】笛が鳴っても馬乗り…中国の「過剰なラフプレー」

 日本代表が準々決勝プレーオフで敗退したFIBAアジアカップ2025の決勝戦は、3連覇を目指すオーストラリア代表と10年ぶりのアジア王者を目指す中国代表が激突。ハイレベルな好ゲームとなったが、試合終盤には中国選手のラフプレーでアリーナが騒然となった。

 第1クォーターに中国が25ー17と大きくリードすると、そこからオーストラリアが反撃を開始。78ー76と逆転して迎えた第4クォーターの残り6分15秒に問題のシーンを迎えた。

 中国が放ったシュートはリングに弾かれて、ゴール下ではリバウンド争いに。中国のオウ・シュンケツとオーストラリアのゼイビア・クックスがコートに転がりながら争う中、最後は後者が振り切ってボールを奪ったかに見えた。しかし、そこへ中国のテイ・スイホウが覆い被さると、オウ・シュンケツも応戦。コートで仰向けとなっているクックスの上に2人が覆い被さる形となった。

 主審はすかさず笛を吹いてプレーを止めようとするが、中国の2人は止まることなくボールを奪いにかかる。これに対して怒ったオーストラリア代表の選手たちが、テイ・スイホウを引き剥がすなど荒れた展開へと発展した。

 この様子にABEMAで解説を務めた川村卓也(新潟アルビレックスBB)は、「ここまで本当に良いゲーム展開なので、必要以上のパッションはいらないですね」と指摘。実況の田中大貴氏が「ここはクリーンファイトでいきたいところです」と話すと、川村も続けて「もちろん気持ちはわかりますが、ここまでの素晴らしいゲーム展開を考えるとこういうところでのアンスポやテクニカルになるようなプレーは見たくない」と語った。

 このプレーはレフェリー間で協議後、映像確認に入った。当該の中継シーンが流されている間、川村がファウル判定と合わせて指摘したのがオーストラリアのアダム・キャポーンHCの動きだった。「ひとつ気になるのが、ヘッドコーチが(コート内に)入ってしまっている。どんなプレーシチュエーションであっても、コートのプレーヤー以外のスタッフ、ベンチの選手がコートに出てはいけない。ラフプレーを止めに行こうとしたことはわかるが、コートに入ってしまったのをレフェリーたちが気がついたのであれば、何かあるかもしれません」と分析した。

 最終的に審判団は、このシーンで中国側のファウルを取らず、キャポーンHCにもお咎めなし。オーストラリア・ボールで試合が再開される形となった。

 一連のシーンについては、ABEMAのコメント欄でも話題に。「笛鳴ってんだから離れろよ」「乱闘始まるかと思った」「血の気が多いな」「中国6番さっきからやばい」「こんないい試合に水を差すな」「熱くなるのはわかるが冷静に!」「止めても止まってなかったもんな」「ヘッドロックはダメ」「上乗ってんのやばい」「過剰やもん」「ラグビーみたいなっとるやん」など、中国のプレーを批判する声が多く見られた。

 また、「アンスポやろ」「どう見てもアンスポ」など、アンスポーツマンライクファウル(怪我に繋がりかねない悪質なファウル)が取られなかったことに疑問の声も出た。

 なお試合は、終盤に1点を争うシーソーゲームとなり、最後は90ー89で逃げ切ったオーストラリアが大会3連覇を飾った。

(ABEMA/FIBAアジアカップ2025)
 

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