【ラ・リーガ】マジョルカ 0-3 バルセロナ(日本時間8月17日/ソン・モイシュ)
あまりに衝撃的な“ハイキック”だった。マジョルカのFWベダト・ムリキが、ゴール前で足を振り上げバルセロナのGKジョアン・ガルシアに直撃。VAR判定の末にレッドカードを食らった。
2025-26シーズンのラ・リーガが開幕し、浅野拓磨が所属するマジョルカは、昨シーズン王者のバルセロナとホームで対戦。0-2とビハインドで迎えた33分にMFマヌ・モルラネスが2枚目の警告を受けて退場となると、その3分後にさらなる悲劇が待っていた。
中盤での競り合いになった末、マジョルカのMFセルジ・ダルデルが裏のスペースに浮き球を蹴り込む。これに反応したムリキがゴール前に向かって加速すると、ボールは飛び出してくるGKジョアン・ガルシアとの間に落下した。
必死にダッシュしたムリキは、ペナルティーエリア手前で左足を高く上げる。しかし、勇気を持って飛び出してヘディングでのクリアを狙ってきたジョアン・ガルシアの顔から首あたりに足が直撃してしまった。
直後に主審はイエローカードを提示。しかし、解説を務めた柿谷曜一朗氏(元日本代表FW)も、「大丈夫?イエローですみますかね?しっかり足裏が入っている。これで2人がいなくなったら…」と心配そうに話していると、主審はVAR担当と交信してそのままOFR(オン・フィールド・レビュー)へ。
たしかにリプレイ映像を見る限りでは、ムリキの足裏がジョアン・ガルシアの首から横顔あたりにヒットしている。そう長くはない確認の後、審判はイエローカードを取り消して、改めてレッドカードを提示した。
これにはファンもSNSで、「そりゃレッドですよムリキさん。あの高さまで足上げるのやばすぎ」「退場は文句言えないでしょう」「マジョルカにとっては悪夢のような展開」「ムリキは足だす必要あったのかなと思ってしまう」「がっつり蹴り入れてる」「というかムリキは10人であのプレーをするなよ」などと嘆いていた。
マジョルカはビハインドの展開に加えて前半で2人退場と窮地に陥り、その影響もあって先発していた浅野はハーフタイムで交代に。最終的には0-3で敗れ、散々な新シーズン・スタートとなった。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)





