初代ガンダムを知らない世代にとっては、単なる数秒の効果音かもしれないが、往年のファンは、この瞬間に「おおっ!」と身を乗り出したはずだろう。「親の声より聞いた効果音」「タイトル、聞きなれた音で草」「タイトルコールのSEで笑っちゃったじゃん!!」と心をわしづかみにされる視聴者が相次いだ。
しかし、第2話は本編がさらにすごい。物語はいったん宇宙世紀0079年にさかのぼり、ジオン公国軍の“赤い彗星”ことシャア・アズナブル(CV:新祐樹)がガンダムを強奪して大活躍するストーリーが描かれるのだ。冒頭で、「これから“ガンダム”が始まるぞ」というメッセージをおなじみの効果音で鮮やかに示す。完璧な掴みと言えるだろう。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハが、少女ニャアン(CV:石川由依)との出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場先行版は、興行収入が約34億円という大ヒットを記録。
同年6月に全12話の放送が終了した後も、新作グッズが続々と発売されているほか、8月27日にはオリジナルサウンドトラックも発売予定で、変わらず高い注目度を誇っている。7月には、アメリカ・ロサンゼルスで開催された北米最大のアニメイベント「Anime Expo 2025」内で特別イベントも行われた。
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