のちにこのサイコ・ガンダムが大暴れして街をめちゃくちゃにするわけだが、第6話の時点でコロニーへの侵入を防いでいれば、大惨事は回避できたはずだ。重大ミスを犯した税関職員に、視聴者からは「税関のお兄さん、大戦犯です」「節穴にもほどがある」「見えてるだろ……サイコ・ガンダム」とツッコミが続出した。
ちなみに、1989年に制作されたOVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」にも、似たようなメガネをかけた男性職員が登場する。しかもその男性職員もまた“積み荷に紛れたモビルスーツを素通りさせてしまう”というミスを犯していた。同一人物かは不明だが、元ネタに気づいてニヤリとしたガンダムファンもいたことだろう。
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、1979年から続く「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。宇宙に浮かぶスペースコロニーで平穏に暮らす女子高校生のアマテ・ユズリハ(CV:黒沢ともよ)が、少女ニャアン(CV:石川由依)との出会いにより、非合法なモビルスーツ決闘競技《クランバトル》に巻き込まれていく物語だ。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズなど手がけるスタジオカラーとサンライズの共同制作が話題を呼び、テレビシリーズに先駆けて今年1月に公開された劇場先行版は、興行収入が約34億円という大ヒットを記録。同年6月に全12話の放送が終了した後も、新作グッズが続々と発売されているほか、8月27日にはオリジナルサウンドトラックも発売予定で、変わらず高い注目度を誇っている。7月には、アメリカ・ロサンゼルスで開催された北米最大のアニメイベント「Anime Expo 2025」内で特別イベントも行われた。
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