全ての始まりは炭治郎と家族を襲った惨劇だった…「鬼滅の刃」第1話の残酷な一部始終

　物語の始まりである「竈門炭治郎 立志編」第1話のサブタイトルは、ずばり「残酷」。炭焼き一家の長男である炭治郎と母親、きょうだいたちは、山でつつましくも幸せな生活を過ごしていた。ある日、町まで炭を売りに出かけた炭治郎が帰宅すると、家族は血まみれで絶命していた――。
　唯一まだ温もりが残る妹の禰豆子（CV：鬼頭明里）を助けるため、炭治郎は、彼女をおぶって必死で雪山を進んだ。しかし、禰豆子が急に“鬼化”して、兄へと襲いかかった。そこへ人喰い鬼を狩る鬼殺隊の冨岡義勇（CV：櫻井孝宏）が現れて、禰豆子を始末しようとした。鬼になったとはいえ、禰豆子は大切な妹、いまやたったひとりの肉親だ。炭治郎は土下座して、「やめてください……どうか妹を殺さないでください……お願いします、お願いします」と涙声で懇願した。