あわや辞退?「その話はもうやめよう」とはぐらかす

 練習生それぞれが最も自信のあるポジションに分かれて対決する「階級争奪ポジションバトル」がスタート。ラップポジションの1TYM「Hot」チームでは、韓国出身のチョン・イジョン(21歳)以外はホー・ジョンシン(22歳)、ニエン・ボー・ホン(19歳)、リー・ツーハオ(20歳)と、中国出身者が多いメンバー構成となった。

 リーダーに立候補したホー・ジョンシンは、“セクシー”を信条とする練習生。前回のステージではチームメイトと意見が合わず対立するシーンもあり、話題となっていた。ジョンシンは、パート分けでは周囲の練習生の注目を集めようと大きな声を出したりして、独特のノリでチームを盛り上げる。しかし練習が始まり、イジョンがフォーメーションの提案をすると、ジョンシンは「それぞれのパートを決めて、明日までに完成させよう。まず歌詞を覚えるのが大事」と主張。意見が合わず、イジョンはフォーメーションが決まらないことに焦ってしまう。

 ある日の練習中、いきなり「僕は行くべきだと思う」と言い残し、その場を去ってしまうジョンシン。そして制作スタッフと部屋に入り、急遽面談が行われた。「どういうこと?辞退するの?」「どういう状況かわからない」とあっけにとられるメンバーたち。ジョンシンは「やる気もないし、集中もできないのに、どうやって続けるというんですか?」「ステージには絶対立ちません」と主張し、スタッフは焦りを見せた。

 3人が「とにかく今できることを……」と練習に明け暮れていると、練習が終わる頃にジョンシンが戻ってくる。何も説明せずに「練習しよう」と言うジョンシンに、メンバーは「なぜ辞退したかったのか聞いてもいい?」と尋ねるが、ジョンシンは「いろんな理由がある」「その話はもうやめよう」とはぐらかした。その後、真剣に話し合うメンバーたち。「僕はベストを尽くしたかった。でも時にはうまくいかないこともあって。こういう情熱があることをみんなに知ってほしい」と胸の内を明かすジョンシンに、イジョンは「僕はラップも初めてだし、ジョンシンがいてすごく心強い」と寄り添い、固く握手をして結束を誓った。

 本番のステージに、ヒップホップスタイル全開の衣装で現れた「Hot」チーム。キレのいいタップでフロアを沸かせていき、リー・ツーハオは1位のイ・サンウォン(22歳)の等身大パネルにキスをするというサプライズ演出を盛り込んだ。サンウォンは照れ笑いし、観客は大沸き。ジョンシンはハスキーボイスで長尺のラップをこなし、息の合ったステージを展開した。

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 その後も圧倒的な存在感で観客の目を釘付けにするジョンシン。コメント欄には「セクシーステージはブチかますよね」「ラップ上手い!」「最高!」「つえーー」などジョンシンのステージを称賛する声が相次いでいた。

 練習生たちは拍手で「本当に熱かったね!」「信じられない。すごくいい!」と沸き立ち、マスターたちも拍手。ハンビョルは「これはすごく昔の曲なんですよね。この曲を外国から来た子たちが楽しみながら歌ったことに感動した」と称え、ラッパーのJUSTHISも「ミスがなかったのがよかった」と称えていた。(『BOYS II PLANET』/ABEMA K-POPチャンネル)

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