【セリエA】ユヴェントス 2-0 パルマ(日本時間8月25日/ユヴェントス・スタジアム)
パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶が、セリエA開幕戦でビッグセーブを披露。まるで猫のような超反応で決定機を防いだプレーを現地メディアやファンが大絶賛している。
日本時間8月25日のセリエA開幕節で、パルマは敵地でユヴェントスと対戦。開始13分、新シーズンも守護神に君臨する日本代表GKが圧巻のプレーを披露した。
ユヴェントスのMFケフラン・テュラムが縦方向のクロスを入れると、ペナルティーエリア内で合わせたのが上手く抜け出してフリーになったFWフランシスコ・コンセイソンだった。頭で捉えたシュートは、鈴木の目の前で大きくバウンドし、ユヴェントスの先制点になるかと思われた。
だが、鈴木が超反応で立ちはだかる。至近距離からの難しい縦バウンドのヘディングにも関わらず、突き上げた右手でボールを弾き出したのだ。見事なパンチングで窮地を脱すると、鈴木はチームメイトたちにノーマークだったことを指摘して鼓舞。一方、確信した得点を防がれたコンセイソンは、座ったまま頭を抱えて悔しさを露わにした。
このビッグプレーにはファンもリアクション。SNS上では「ブッフォンのプレー集にあるやつやん」「伸びがすげー」「素晴らしいスキル、良いセーブ」「枠内っぽい。よくぞ止めました」「それも止めるか」など、興奮した様子で多くのコメントが寄せられていた。
その後、2失点を喫して敗れたパルマだったが、いずれも至近距離弾で鈴木にとってはノーチャンスに近い形で、79分にはFWケナン・ユルディズの強烈なミドルシュートも上手く弾いた。
そのため、現地メディアは日本代表GKのプレーを高評価。地元メディア『ParmaToday』は個人評価点を「6.5」として、「コンセイソンのシュートを力強くセーブ。失点シーンでは無力だったが、ユルディズ相手には効果的で素晴らしいプレーを見せた。パルマを奮い立たせ続けた」と寸評した。また、現地メディア『Parma Liv』も同様に個人採点「6.5」とし、「彼からゴールを奪うにはなにか特別なことが必要だと証明。至近距離の2回のタップインしか許さなかった」と綴った。
(ABEMA de DAZN/セリエA)





