退場したカンビアーゾ
【映像】激昂で顔面を殴った瞬間
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セリエA】ユヴェントス 2-0 パルマ(日本時間8月25日/ユヴェントス・スタジアム)

【映像】激昂で顔面を殴った瞬間

 ユヴェントスのMFアンドレア・カンビアーゾがセリエAで今シーズン初の一発退場に。試合後に本人がSNSで謝罪したが、チーム内やメディア、ファンから様々な声が挙がっている。

 日本時間8月25日のセリエA開幕節で、ユヴェントスはホームで日本代表GK・鈴木彩艶が所属するパルマと対戦。問題のシーンは、1-0でリードした83分のことだった。

 左サイドにいたカンビアーゾは自右からのサイドチェンジのロングパスを受けようとした際、空中でマティアス・ローヴィクと接触。飛び上がった際に背中からアタックされるような形となり、着地直後にイタリア人MFは激昂。怒りのままに右手を振り上げ、相手の顔面を平手打ちするように殴りつけてしまったのだ。

 これを見た主審は、カンビアーゾの元に走りながらすかさずレッドカードを提示。本人もすぐに我に返ったのか、抗議することもなくラインの外へ立ち去った。これが今シーズンのセリエAで最初の一発退場という不名誉なものとなったばかりか、暴力行為による退場処分のため、カンビアーゾは最低2試合の出場停止となる見込みだ。

 このシーンは試合後のSNSでもファンがリアクション。「何やってるの?」「ふざけんなって」「無駄すぎるレッドカード」「アホみたいな退場してる」など擁護できないとするコメントが流れ、イタリアの地元メディア『Parma Live』も全選手で最低となる個人採点『4.5』とした上で「競り合いの場面での反応は全く意味がなかった。ユヴェントスのウィンガーにとって、とくにメリットのない試合だった」と酷評した。

 一方で、試合後の記者会見でイゴール・トゥドール監督は「愚かな行為を犯し、罰金を科せられるだろう」としつつも、「彼は精神的に常に成長している選手だ。集中力があり、守備面での向上に意欲的です。私たちにとって大切な存在」と擁護した。

 さらに試合後、本人もSNSを通して謝罪。「僕は暴力的な人間ではありません。今日はミスを犯してしまい、チームメイト、スタッフ、クラブ、そしてファンの皆様に謝罪したい。酷い行為であり、恥じています。今回のミスからも学び、より良い人間に成長していきます」と綴った。これに対してはファンも「またひとつ、彼は成長する」「次やらなければいいさ前を向こう」「切り替えよう」と温かい言葉をかけた。

 なお、試合はカンビアーゾの退場からわずか1分後、自陣からのロングカウンターを成功させてFWドゥシャン・ヴラホヴィッチが追加点。ユヴェントスは2-0で開幕戦を白星で飾った。

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