ABEMAにて、俳優・アーティストののんが主演を務めるオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』(全8話)が2025年9月29日より、毎週月曜日夜8時より無料配信開始される。このたび、のん演じる主人公・国見飛鳥が父への復讐のためにバディを組む藤堂成悟の恋人・堺礼子役に倉科カナが、そして飛鳥が人生を懸けて復讐する父親であり“天才棋士”の結城彰一役に中村獅童の出演が決定した。
本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマである。辛い過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれる。主人公・国見飛鳥を演じるのは、今年の話題作に立て続けに出演し、俳優としての進化が大きく評価されているのん。これまでの透明感あふれるイメージを一変させ、かつてないほど影のある役に挑戦。抑えきれない怒りを胸に、“盤上で戦うダークヒーロー”役を演じ、新境地を切り開く。そして飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐を企てる"元棋士のヒモ男"藤堂成悟を、藤木直人が演じる。
このたび、飛鳥と藤堂の復讐計画を見守る、藤堂の恋人・堺礼子役に倉科カナの出演が決定した。倉科は2006年にデビューし、2009年にNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』でヒロインに抜擢。以降は映画『3月のライン』やドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)、『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)など多数の話題作に出演し幅広い役柄を演じてきた。巧みな演技力と、やわらかさの中に宿る芯の強さで映像作品に深みを与えてきた倉科にとって、ABEMAオリジナルドラマは本作が初出演となる。
荒っぽく不器用ながらもまっすぐな藤堂とは対照的に、情に厚く、静かに人を見守る礼子。棋士を引退したあと働かず“ヒモ男”状態の藤堂を見捨てず、あたたかく、時に力強く支える。礼子が働くバーで織りなされる、飛鳥と藤堂のかけがいのないシーンにも注目である。
そして本作の情報解禁時より注目が集まっていた、のん演じる飛鳥と藤木演じる藤堂が復讐を仕掛けていく、飛鳥の“因縁の父”であり“天才棋士”の結城彰一役には、中村獅童が決定した。中村は2002年に映画『ピンポン』で俳優として一躍脚光を浴び、同作で日本アカデミー賞の新人俳優賞と優秀助演男優賞を受賞。これをきっかけに歌舞伎役者としても活躍の場を広げ、現代の歌舞伎人気を支える存在として道を切り拓いている。『ピンポン』以降も、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)や映画『怪物』など数々の映画・ドラマ・舞台に出演している中村にとって、ABEMAオリジナルドラマは本作が初出演。
中村が演じる結城彰一は、将棋界で名を馳せた天才棋士でありながら、家族を捨てて去り、のちに娘・飛鳥の因縁を抱える存在に。盤上で再会を果たす“父と娘の対局”は、本作において最大の見どころの一つでもある。
倉科は初共演ののんについて「飛鳥としての繊細さも相まって一挙手一投足すべてが可愛すぎました」とにこやかに話し、礼子という役については「葛藤を抱える飛鳥や藤堂の心に明かりを灯す存在でありたいと思って演じたので、そこにも注目して観ていただけたらとても嬉しいです」とコメントを寄せている。
そして中村は、結城彰一を演じるにあたり「棋士としての品格というのか、所作や仕草、和服を着ているので佇まいにも凄く気を配りました」と話し、初共演となるのんとの重要な対局シーンについては「ずっと座りっぱなしではないにしても、同じ姿勢で向かい合って10時間くらいぶっ続けで撮って、1シーン150カット以上撮影したような場面もあります。監督が時間をかけてこだわって丁寧に撮ってくれた分、相当面白い画になっているだろうし、自分自身もどんな完成形になっているのか本編を観るのが楽しみです」と本作へ期待のコメントを寄せた。
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