【写真・画像】元プロ野球選手・糸井嘉男、マウンド上での“フリーズ事件”を再現しスタジオ爆笑「どっから動くんやっけ?」 1枚目
拡大する

 プロ転向後、投手として苦しい日々を送っていた糸井。デビュー前の調整試合では、1イニングで4ホームランを打たれ、当時の2軍における不名誉な新記録を樹立。さらに、ボールボーイから「糸井さん、球種分かりますよ」と声をかけられるほど、投球を見破られていたというエピソードも明かされた。

 投手としてプロ入りするも、2軍で全く通用しない日々が2年続いた糸井。入団からわずか2年で、球団で一番偉い高田GMに呼び出され、「糸井君使えないよ。1週間あげるから、野手に転向するか考えてきなさい」と告げられたという。野手転向について「失敗したら野球人生が終了する。もう終わったと思った」と、プロの厳しさを痛感したと語った。

 そんな時、糸井は当時チームメイトだった先輩・新庄剛志の言葉を思い出す。半年前の沖縄キャンプ中、アップしている糸井の走り方を見て、新庄は「糸井くん、野手やれば?」とぽそっと声をかけたという。糸井は当時50メートルを5秒76で走る俊足だったこともあり、この言葉が大きな決め手のひとつになったと明かした。

 野手転向を決意した糸井に、球団からは「1ヶ月で2軍の試合に出ろ」という指示が。ここから大村コーチとの地獄の猛練習が始まった。しかし、投手しか経験してこなかったため、糸井にはコーチの言葉が全く理解できなかったという糸井。1日1万スイングしていたというが、自信はなかったという。

【写真・画像】元プロ野球選手・糸井嘉男、マウンド上での“フリーズ事件”を再現しスタジオ爆笑「どっから動くんやっけ?」 2枚目
拡大する

 そんな中、指導に悩んでいた大村コーチが、ある本を参考に革命的な指導法を取り入れた結果急に成果が出るようになった。その本とは、なんと「子犬の正しい育て方」。この指導法は「ひたすら褒めまくる」というもので、糸井は「丁寧に1つ1つ教えてもらって、できたら褒めてもらえる」のが自分に「どハマりした」と語った。

 若林が「ハマってぐんぐん良くなったってことですよね」と問いかけると、糸井は「そこから右肩上がりで、すぐ1軍にいきました」と明かした。

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(3枚)