2008年。若くしてシーンで注目を集めていたHAIIRO DE ROSSIの活躍を、KUVIZMはCDショップやクラブの客席などで見ていた。

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KUVIZMにとってのHAIIRO DE ROSSIは、"向こう側の人"で、それ以降も音源や活動で彼の背中を見ていた。

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KUVIZMがHAIIRO DE ROSSIにビートを渡し、アドバイスを受けることもあった。 それらのエピソードはKUVIZMの心と記憶に残り続けることとなり、その後の彼の活動に影響を与えた。 時は経ち2025年。

KUVIZMは客演を依頼しHAIIRO DE ROSSIが快諾。 本作"Evening Shower"が制作された。

本作のリリックも、HAIIRO DE ROSSI特有の繊細かつ美しい言語表現により、目を瞑ればそこに情景が広がるような描写がなされている。 反面、ラップを聴く人の実体験、記憶を蘇らせ、心をきつく締め付ける。 嘘や見栄えだけ繕った派手な塗装は剥がれる。 自らと向き合い、孤独に向き合い、そしてそれを味方にして生きていく。

明日の保証のないこの社会において、多くの人の支えとなるような楽曲となっている。 アートワークは、これまでに複数のKUVIZM作品を手掛けてきたフォトグラファーのhiroto kawagoeによるもの。

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