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【映像】山手線が“サイドステップ”した瞬間
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 今年で「環状運転100周年」の山手線の車両基地を取材した。

【映像】山手線が“サイドステップ”した瞬間

 JR東日本の東京総合車両センターは京浜東北線の大井町駅に隣接しており、広さは約22万平方メートル(東京ドーム約5個分)。車両の検査や部品交換、清掃やメンテナンスを日々行っている。

 山手線の編成総数は50本、1編成は11車両ある。ここでは「特別な機械による山手線の横移動」を見せてもらった。

“サイドステップ”のように運ぶ

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 基本的に電車は「縦」にしか動けないが、検査などで横に動かす場面では専用の機械に乗せて、1両ずつ“サイドステップ”のように運ぶのだ。山手線の車両は水色の機械に乗せられ、静かな機械音と共にスライドしていった。

 横移動の次は「上空」への移動だ。

 メンテナンスために車体と台車を分ける。車体上げ下ろし場と呼ばれるエリアで黄色いクレーンを前後にセット。ガシャンという音と共に固定してUFOキャッチャーのようにしてスムーズに30トンの重さを持ち上げた。

2台で車体の前後を挟んで運ぶ

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 持ち上げられた山手線車両は続いて「専用車」に乗せられた。

 この専用車は国鉄時代の1967年から運用している「ノントラ」と呼ばれるもので、2台で車体の前後を挟んで運ぶ。

 このノントラは東京総合車両センターでしか使われておらず、世界でこちらの4台のみとなる。運転には特殊な技術が必要なため、熟練技術者の雇用を延長するなどして継承を進めている。

 このようにJR東日本東京総合車両センターではおよそ1000人の方が日夜働いている。
(ニュース企画/ABEMA

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