美しすぎる“狼人間”に変身!

 ホー・シンロン(20歳)は、J.Y. Parkがプロデュースを手がけて2018年にデビューし、人気を誇った中国のボーイズグループ・BOY STORYのメンバー。事前オーディションでは「僕たちはデビュー後は人気を得ましたが、すぐに人気が落ちてしまったんです。いつもメンバーたちを励ましていたし、カムバックの小さなステージでもメンバーたちに言っていました。僕たちはやればできる、とにかく頑張るんだ、と」と切実な想いを明かしていた。

 ポジションに分かれて対決する「階級争奪ポジションバトル」では、ダンスポジションでStray Kids「LALALALA」のキリングパートを担当したシンロン。本番のパフォーマンス前、先輩であるStray Kidsの楽曲ということもあり、「僕が一番お見せしたかったスタイルの曲なので、とても幸せです。明日がないという思いで頑張りたい」と意気込んでいたシンロン。その通り、練習期間に彼は並々ならぬ気合いで練習を続けていた。他のチームが宿舎に戻ってからも、深夜まで練習を続ける「LALALALA」チーム。パフォーマンスの完成度を高めていくが、中間テストではマスターから、原曲の振付をそのまま使っていることを指摘され「これではただのカバーダンスと変わらない。自分が何を見せたいか考えて」と言われてしまった。

 さらに、中間テストでは、ダンスポジションの中で「LALALALA」チームは最下位に。メンバーたちは落ち込みながらも話し合いを重ね、シンロンの提案で、パフォーマンスのテーマを“狼人間”に決定。狼の動きや表情からイメージを膨らませていった。

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 本番ではステージにシンロンが現れ、その美しい横顔がモニターに映ると、マスターから「カリスマがすごい」「本当に幸せなんだろうね。やりたい曲だったからね」と声が上がる。目を閉じて舞台に腰掛けていたが、イントロが鳴り背景の月が輝き始めると、狼のように地を這うメンバー5人。その迫力に観客は思わず息を呑む。メンバーの背中に体を預けたシンロンは、セクシーに自分の首を手で掴んでみせ、練習生の間に「狼人間みたいだね」「シンロンさん、あれ何?」とどよめきが起こった。その後も水を得た魚のようにカリスマ性あふれるパフォーマンスを繰り広げたシンロン。狼のように花道を練り歩き、終盤ではメンバーの背中に登って跳び、炎が噴き上がる中で情熱的に舞った。

 マスターからは「シンロンが本当に狼の群れのリーダーのようだった」「まさにキリングパートのお手本」と絶賛の声が続出。結果、シンロンはチーム内1位となり、「LALALALA」チームは全体で1位に輝いた。(『BOYS II PLANET』/ABEMA K-POPチャンネル)

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