さらに、プロのトランぺット奏者でもあるラッツ&スターの桑野信義さんが助っ人として登場。桑野さんが依頼者のトランペットを吹くと、しっかりとした音が出たことから、楽器自体に問題がないことが判明した。場所を変え、桑野さんは依頼者に指導を開始。まず、音を長く吹く「ロングトーン」の重要性を説いた。そして、年を重ねるにつれて歯の並びや唇の形が変わるため、以前の「音の出る場所」ではなく、現在の唇に合った「新しい吹けるポジション」を見つけることが重要だとアドバイスした。この指導により、依頼者は再びトランペットから音を出すことに成功した。

 再び吹けるようになり、「ハッピーバースデー」と「徹子の部屋のテーマ」の2曲を特訓。ちょうど依頼者の孫の誕生日があり、この機会に直接「ハッピーバースデー」を披露できるよう、竹山探偵はサプライズとして孫家族を招いた。

 そして、孫や家族が見守る中、依頼者は練習の成果を披露。以前は全く音が出なかったトランペットから、見事な「ハッピーバースデー」のメロディーが奏でられた。その演奏を聴いた孫は、「すごい嬉しかったし、吹けるようになってよかった。ありがとう」と喜びを伝えた。続けて、「徹子の部屋のテーマ」も披露し、見事に成功。家族からあたたかい拍手が送られた。