実は番組には、京都府の男性(35)から寄せられた「私は妖怪“びろ~ん”に魅せられ、妖怪のコスプレイベントに、びろ~んに扮して参加しています。しかし人と関わるのが苦手な性格もあって全く人気がありません。一度でいいから、子供に愛されてみたい」という、まさに今回の依頼と合致する悩みが届いていた。ビローンという呪文を唱えて仏様に化けようとして失敗した結果、現在の姿になったという「びろ~ん」。桂探偵は、この妖怪と依頼者の息子を引き合わせることに。
押し入れから登場した「びろ~ん」。しかし、びろ~んは元来口下手な性格で、依頼者との間には長い沈黙が流れる。状況を打破するため、桂探偵も猫娘に扮して、サポートする。そして、びろ~んと共に、依頼者の息子は、バスに乗ったり、川で涼んだり、びろ~んが描いた妖怪の絵を楽しんだり。びろ~んは子供との交流で体力を削られていくが、徐々に距離が縮まっていく。
そして、びろ~んは本物の妖怪たちが住む世界へ誘い込む。そこでは、たくさんの妖怪たちと対面し、一緒にかくれんぼを楽しむ依頼者の息子。びろ~んも参加し、意外にも「一番隠れるのがうまかった」と桂探偵を驚かせた。
楽しい一日も終わり、びろ~んとはお別れの時間に。依頼者の息子は「ちょっとギューだけやる?」と最後にハグして、「びろ~ん、バイバイ」と手を振った。この出会いを経て、びろ~んは「子供っていいですね」と感じ、婚活を始める決意をした。
