ベルト防衛にルール無用の”嫁投入”に賛否。大一番で家族が介入する前代未聞のローブロー乱入劇に会場騒然――「何が起こったんだ???」驚きの声や「インチキだ」怒号が飛び交い、怒りと興奮が交錯した。
WWE公式Xアカウントが投稿した動画が、ファンの間で物議を醸している。公開されたのは、8月31日にフランス・パリで行われた「Clash in Paris 2025」のハイライト。WWE世界ヘビー級王者セス・ロリンズ、CMパンク、LAナイト、ジェイ・ウーソによるフェイタル4Wayマッチのクライマックスで起きた前代未聞の出来事だった。
試合は終盤、リング上でセスとパンクの一騎打ちに。パンクが「ゴー・トゥー・スリープ(GTS)」を決め、さらに追撃のGTSを炸裂させると、勝利を確信したパンクが笑みを浮かべる。場内は決着を予感し大きなどよめきに包まれた。
しかしその瞬間、黒いフードを被った謎のマスクマンが突如出現。パンクにアッパーから渾身のローブローを叩き込み、会場は騒然となる。大悶絶するパンクを前に、フードを脱いだ乱入者の正体はセスの妻ベッキー・リンチ。衝撃の介入によってセスは逆転勝利を収め、辛くも王座防衛に成功した。
“ベルト防衛のために妻まで投入”というセスの手段を選ばないやり方に、ファンからは賛否両論。「何が起こったんだ???」「なんてことだ」との驚きの声に加え、「火をつけろよ!」と暴動を煽るような物騒な興奮コメントも巻き起こった。一方で、「ベッキーをプッシュするのはやめて欲しい」「こんなインチキつまらない!」と、大舞台での茶番劇を批判する意見も少なくない。
論争を巻き起こしたこの一件は、WWEのストーリーテリングにおけるサプライズと戦略の象徴とも言える。これまで夫婦での共闘をほとんど打ち出さなかったセスとベッキーが今後どのような動きを見せるのか、そしてパンクが仕掛けるであろう復讐劇に、ファンの注目が集まっている。
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