【写真・画像】2000年代ジャパンカルチャーの象徴!「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)が大反響 1枚目
りぼん連載中『ハニーレモンソーダ』
この記事の写真をみる(9枚)

 8月7日に発売された「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』シリーズ/平凡社)が全国の書店で大きな反響を呼び、発売から1ヶ月で大増刷となった。

【画像】夏のりぼんフェスタで掲出された矢沢あい描きおろしイラスト等身大パネル『天使なんかじゃない』

 本書は作者の矢沢あい氏と集英社の全面協力のもと制作され、ファン必見のコンテンツが満載。特別描き下ろしイラストや貴重な作者インタビューに加え、これまで未公開だった下絵や作画資料も多数掲載している。

 また巻頭言には小説家の辻村深月氏が登場し、「私たちの世代以降で、矢沢あい作品の影響を受けてない人なんていない」と、その絶大な影響力について熱く語っている。

 特別巻頭口絵「『NANA』イラストギャラリー」では、矢沢あい氏自身による作画コメント付きで、作品への思いや制作の背景が語られており、また、「登場人物で旅する『NANA』」や「『NANA』登場人物図鑑」といった企画では、作者本人による解説コメントも収録。

 ハチ(奈々)をはじめとする主要キャラクターの紹介ページでは、矢沢氏が自ら選んだ初公開の貴重な下絵も掲載されており、キャラクターが生まれる瞬間を垣間見ることができる。

 ほかにも作品を彩るファッションや音楽カルチャーを深掘りする評論も充実しており、主人公ナナのスタイルからイギリスのパンクカルチャーを考察するほか、レンと伝説的パンクアイコンであるシド・ヴィシャスとの関連性。そして、専門家の視点から、作中に数多く登場するヴィヴィアン・ウエストウッドと作品世界との断ち切れない関係性についても詳しく解説された一冊となっている。

画像8枚と「矢沢あい『NANA』の世界」概要
日本語
この記事の写真をみる(9枚)