「桃源暗鬼」は「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の漆原侑来氏による人気漫画が原作。日本人の誰もが知っている昔話「桃太郎」を題材に、鬼の血を引く者たちと桃太郎の血を引く者たちの争いを描く新世代のダークヒーロー鬼譚だ。人間として暮らしていた少年・一ノ瀬四季(CV:浦和希)が、ある日突然“桃太郎機関”に所属する謎の男に襲撃を受けるところから物語が始まる。
第10話「鬼神の子」
【あらすじ】
京都で鬼と桃太郎の激戦が繰り広げられる中、東京の桃太郎機関本部には五月雨の姿があった。21部隊隊長・桃巌深夜の挑発を受け流しながらも、五月雨は“鬼神の子”の1人である四季は自分が殺すと断言する。一方、唾切の目的も鬼神の子である四季の確保であった。研究目的で生きたまま四季を捕らえたい唾切は、四季を徹底的に痛めつける。さらに血を使い切って倒れ伏す四季の眼前で、芽衣を殺そうとする。自分を守ろうとした両親の死すら嘲笑される芽衣。絶望の底に落とされた彼女に、四季の叫びが届く。血も力も尽き果てた体で、守る力が欲しいと強く望む四季。次の瞬間、四季の全身が巨大な炎に包まれる。それは炎の鬼神“炎鬼”の力であった。
(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会


