【UEFAチャンピオンズリーグ】レアル・マドリード 2-1 マルセイユ(日本時間9月17日/サンティアゴ・ベルナベウ)
レアル・マドリード主将のDFダニエル・カルバハルが、マルセイユのGKヘロニモ・ルジに頭突きをかまして一発退場。スペイン・メディアから厳しい指摘が飛んでいる。
レアル・マドリードは日本時間9月17日、UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ1節でマルセイユと対戦。22分に失点する苦しい展開となったが、28分と81分にFWキリアン・エンバペがいずれもPKを決めて2-1で逆転勝利した。
ベンチスタートだったカルバハルは、負傷したDFトレント・アレクサンダー=アーノルドに代わって開始5分に交代で右SBに入る。しかし69分、突如として愚行に出てしまう。
自分たちのCKの場面で敵ゴール前にいたカルバハルは、腕が当たったことをキッカケに相手GKルジと口論に。すると、なんと顔面に頭突きをかます。背中越しでの騒動だったため主審は見ていなかったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を経てOFR(オン・フィールド・レビュー)で主審が確認した結果、暴力行為でレッドカードが提示された。
この衝撃的な頭突きレッドカードは、スペイン・メディアもすぐに反応。地元マドリードに本拠を置く『MARCA』紙は、「最も醜い瞬間。なんて馬鹿げた行為だ。カルバハルは新人選手のように相手GKの罠(挑発)にハマった」と厳しく断罪した。
また、同じくマドリード拠点の『AS』紙も、個人採点でチーム最低の「2」を付け、「経験豊富なキャプテンに相応しくないミスを犯した。ルジに向かってヘディングをかまし、チームと試合は危機に瀕した」とこちらも手厳しかった。
さらに、宿敵バルセロナ寄りの『Mundo Deportivo』紙も、「カルバハルは何らかの理由でルジに襲い掛かり、顔を近づけて鼻を軽く殴った。ピッチは大混乱となった。3試合、もしくはさらに長い出場停止になるだろう。2試合になればかなり幸運だ」と批判的だった。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)

