問題のシーン
【映像】敵将憤慨!「物議を醸すPK判定」の瞬間
この記事の写真をみる(5枚)

【UEFAチャンピオンズリーグレアル・マドリード 2-1 マルセイユ(日本時間9月17日/サンティアゴ・ベルナベウ)

【映像】敵将憤慨!「物議を醸すPK判定」の瞬間

 物議を醸すPK判定にマルセイユのロベルト・デ・ゼルビ監督が噛み付いた。

 マルセイユは日本時間9月17日、UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ1節でレアル・マドリードと対戦。22分にMFティモシー・ウェアが先制点を奪ったが、28分と81分にFWキリアン・エンバペにいずれもPKを決められ、1-2で逆転負けを喫した。

 話題となっているのが、決勝点に繋がるPKの場面。マドリードのFWヴィニシウス・ジュニオールが、エンバペの巧みなパスから敵ペナルティーエリアに侵入すると、マルセイユのDFファクンド・メディーナがスライディングタックル。弾かれたボールが倒れていたメディーナの手に当たり、ハンドとしてPK判定となった。

 現行ルールでハンドによるPKは、「意図的に手や腕でボールに触れる、手や腕で体を不自然に大きくして手や腕でボールに触れる」と規定されている。一方で「手や腕にボールが触れることのすべてが、反則にはなるわけではない」とも明記され、選手がボールを避けられない状況だとノーハンドになるケースも少なくない。それゆえメディーナは唖然とした表情を見せ、マルセイユの選手たちも一斉に抗議したが、判定は覆らなかった。

 そして試合後、マルセイユのデ・ゼルビ監督が憤慨。スペインの『AS』紙によれば、「勝てた試合だった…。残念だ」と語ったのち、さらに次のように続けたという。

「2つ目のPKは恥ずべきものだった。あれはPKではない。たとえ逆の立場だったとしても、私は同じことを言っただろう」

 さらにイタリア人指揮官は、マドリードのDFダニエル・カルバハルが、マルセイユのGKヘロニモ・ルジに頭突きをかまして一発レッドカードを食らったシーンにも言及。「私ならレッドカードは出さないだろう。でも、ルールはルールだ」とし、このレッドカードがPK判定に影響したかについて問われると、「そうは思わない。レッドカードの埋め合わせとは思っていない」とした。

ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
 

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(5枚)