38歳で長女を出産した浦野だが、出産直後から体に異変が起きた。産後は座れないほどの痛みがあったほか、通常1か月程度で収まるはずの悪露が3か月以上続き、原因不明の出血に悩まされた。そのうち便が膣から出ていることに気付き、食事の香辛料が膣に移動した時はチクチクという激痛が走ったという。浦野はトイレに10分こもったり、おしり洗浄機を持ち歩いたりと不便な生活を強いられた。
場所が場所だけになかなか打ち明けられず、自分で検索した結果、「直腸膣ろう」という病気に行き当たった浦野。最初に伝えたのは6歳年下の夫だった。
浦野は「病気かもしれない」「膣から便が出ちゃうの」と切り出し、夫に患部を見せた。「夫は『こんなことあるんだ!』というリアクション」「でもその後、すごく冷静に。私が動揺したり心配したりしないように、気づかいのあるリアクションをしてくれました」と振り返った。
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