しかし、より深刻な問題として浮かび上がったのは、でか美ちゃんの出産への強い不安と恐怖だった。「子供をどう考えようみたいな時に、私が、まだ、どうしてもこう、人の親になるっていう覚悟が決めきれないから、今すぐいわゆる妊活をしたいんって思えてない」と率直に語った。
サツマカワRPGの提案で「受精卵凍結」のために産婦人科に行こうという話になった時も「自分の体がなんかすごい怖く感じた」と恐怖を吐露。「ここに生命が宿るっていこととか、なんか肉体の形が変わってくわけじゃん。無事宿したら。なんか、そこの違和感というか、恐怖とか、10ヶ月向き合っていけるのかなとかもある」と、妊娠・出産に対する強い不安を明かした。
「初診を受けちゃったら、いよいよそれが始まっちゃうような気もして。女性に生まれたという事への向き合いが、結構恐ろしいという感覚があって」と、産婦人科の予約を2か月も取れなかった心情を語った。
さらにでか美ちゃんは、自身の母親との関係も影響していることを告白。「考えて考えて、『私、子供欲しくない側だったんだ』ってなったらどうしようって思ったりもする」と悩み、夫婦の喧嘩スタイルについて「(サツマカワは)喧嘩した時にさ黙っちゃうタイプの人じゃん。で、私はすっごい言葉が出てくる方」と説明。
そして「それが自分の母親がキレてる時とか似すぎてて、もちろん母親に感謝してる面の方が大きいけど、反面教師にしてきた部分も正直あるから、あんな感じのキレ方しちゃうお母さんになったらどうしよう…とかもめっちゃある」と、母親になることへの不安を吐露した。
これに対してサツマカワRPGは「ゆきちゃんとゆきちゃんのお母さんの昔の感じとか、大喧嘩した時とかは見たことないんだけどさ。じゃあ、生まれてない方がよかったわけではないから」と、優しい言葉をかけた。
「今さ、ちゃんとさ、お仕事してさ。毎日、楽しく過ごしてるわけじゃないですか。別に最悪そうなるんじゃないのって思う」という夫の言葉に、でか美ちゃんは「意外とちゃんと育った一例として」と微笑み、二人の会話は和やかな雰囲気に包まれた。
番組後、夫婦は「産婦人科の初診の予約を2人で予定を合わせて予約することになりました。すぐに解決する問題ではないけど、少しずつお互いを思い合って取り組んでいけたらと思っています」と前向きな報告をしている。
