たけし軍団の一員として裸芸で日本中を沸かせた井手らっきょ(65)。熟年離婚後、故郷・熊本に戻り、いまは繁華街の片隅でスナックを経営している。昔と変わらず、その身ひとつで笑いを取り続ける裸芸人の第2の人生に『ABEMA エンタメ』の密着企画「NO MAKE」が迫った。
【映像】井手らっきょが“巨大な突起”のついた下着で「裸芸」→スナック大爆笑
熊本一の繁華街・下通りアーケード。そのはずれに井手の店がある。
2018年4月にオープンした「らっきょの小部屋Ⅱ」。元々、神奈川でダーツバーを経営していたことから「2」をつけたとのこと。定休日は日曜と祝日。開店時は必ず井手が店にいる。従業員に加えて、井手の2つ上の姉も手伝ってくれている。
繁華街が熱気に包まれる金曜日。開店時間の夜8時になると店内は満席に。井手がおよそ20人をもてなす。
客A「らっきょさん握手してもらってもいいですか?」
客B「生らっきょさんだ。本物だ」
客C「らっきょさん、すみません」
不意に頭を手で触られても笑顔の井手。
━━お客さんにペタペタ触られるのはイヤではないですか?
井手「全然ではないですけど、一応サービスとしてね」
客層は“たけし軍団世代”から、井手を知らない若い世代まで。県外からの客も来るという。そして、店内のボルテージが最高潮に達したところで始まるのが井手らっきょの真骨頂・裸芸によるショータイムだ。井手が“巨大な突起”のついた下着をはいて現れると客は笑顔でスマホを構えた。
来店した客に井手の魅力を聞いてみた。
客D「全てを包み込む優しさ」
客E「優しさはもう本当に。芸能界一優しい」
店員に「店主」としての井手について聞いた。
店員「マジで言うとめちゃめちゃ厳しいです。ビール1杯作るのに『泡の汚いとこは捨てろ』とか『美味しいビールを絶対出せ』という。でも、らっきょさんは自分が絡まれても文句を言わないですが、スタッフが絡まれた時に『もう出禁だ』とスタッフを守ってくれる。我々スタッフからしたらすごくありがたい店主ですね」

