5人の立候補者の政策については頻繁に議論されるが、「スペック」と「人間的魅力・人となり」はどうか? ここでは小林鷹之氏について、テレビ朝日政治部 飯山雄矢記者に聞いた。
━━飯山記者の分析によると「世代交代力」と「熱量」が共に5点満点だが理由は?
「まず『世代交代力』について。これは小林氏が2回連続で総裁選に出馬したモチベーションだと思う。本人は『自民党や日本の閉塞感を突破するためには若い力が必要なんだ』と訴えている。次に『熱量』。おこがましい言い方になってしまうが、小林氏は良い意味で“すれていない”。財務省から政治家に転身した時に抱いた『日本を世界をリードする国にしたい』という熱く純粋な志を今も持ち続けていると感じたため満点をつけた」
━━「世代交代力」に関連して、今回の総裁選には小林氏より若い44歳の小泉進次郎氏がいる。若手同士ということで小林氏は意識しているのか?
「おそらく表面上は意識していないと言うが、本当は意識していると思う。出馬会見の時に記者から『小泉氏との違い』を聞かれた際には『3点ある』と明らかに準備してきたように回答されていた」
━━「政策力=4点」の理由は?
「『経済安全保障』というワードが一般的になる前から小林氏は訴え続け、当選3回で初代の経済安保担当大臣に任命された。また、普段のぶら下がり取材や会見で外交・防衛・経済など多岐にわたった質問にもすらすらと答えてくれるので『ChatGPTみたいだ』と言われるほどだ」
陣営「何が響いていないのかわからない。もどかしい」
