えみさんは元々アイドルを目指すほどの美少女だったが、SEとして北海道から上京し就職。激務のストレスを食事で発散するうち、体重は47kgから102kgまで増えたという。
7年勤務した29歳の時、IT企業のSEを辞職。貯金もなく不安を抱える中で始めたのがSNSのライブ配信だった。「痩せたら可愛い、痩せなくても可愛い」といった自虐混じりの毒舌トークが大ウケし、投げ銭が会社員時代の収入に匹敵するほどの快進撃。えみさんは「形は違うけど、昔なりたかったアイドル(の夢)がちょっと実現できたかなと思う」と再起を果たした。
配信開始から4年、オーディション「ミスiD」でアイドル賞を受賞したえみさん。「プラスサイズの賞ではなく、可愛い子と同じ土俵で戦った」「自信になりました。体型を一つの強みにできた」と笑顔で語った。
今は自分の活動で「太っていても可愛い」と思える人を増やしていきたいそう。「デブ業界を牛耳る存在になりたい」とポジティブに野望を明かした。
