【WWE】RAW(9月29日・日本時間30日/ノースカロライナ・ローリー)
抗争とは無関係だった日本人男子スーパースターが、女子レスラーの乱闘に巻き込まれて”アゴパン”一発で衝撃の失神。あまりに理不尽なKO劇の被害者となり、ファンからは同情の声が相次いだ。
ベッキー・リンチとマキシン・デュプリの新たな抗争がバックステージで大きくヒートアップ。そこに巻き込まれたのは、よりによって無関係の戸澤陽だった。久々の登場にもかかわらず、完全に“とばっちり”の一撃を食らって失神する屈辱展開は、結果的にファンの記憶に残る“オイシイ”ひと幕となった。
場面はマキシンが戸澤と世間話をしているところからスタート。そこへ現れたベッキーは、開口一番「負け犬だから誰にも勝てない、175センチの失敗作」とマキシンに辛辣な口撃を浴びせ、自分を“史上最高(GOAT)”と持ち上げてドヤ顔を見せた。
これに対してマキシンも負けじと「みんながそう言うけど、でもAJリーはそう言ってない」とサラリと反論。先日の夫婦同士によるタッグ戦でベッキーが屈辱的に敗れた相手の名前を出してプライドを逆なですると、ベッキーの眉間のシワはMAXに…。
ピリつく空気のなか、横で聞いていた戸澤が思わず「AJリー、プププ」と吹き出してしまい、案の定ベッキーの逆鱗に触れる。次の瞬間、強烈なグーパンチをアゴに浴びて大の字ダウンとなり、ベッキーは直後に「アハハハ」とサイコ笑いを披露して場を完全に支配。仲間の失神を目の当たりにしたマキシンは「何してんの?戸澤は関係ないでしょ!」と声を荒らげ、緊張感はさらに高まった。
一度はその場を離れたベッキーだが、すぐさまマキシンを背後から襲撃。手のつけられない“ブチ切れマダム”の暴走に、レフェリーやスタッフが慌てて止めに入る大騒ぎとなった。
今回の一件でベッキーとマキシンの抗争は一気に泥沼化。巻き添えを食った戸澤の「ただ居合わせただけでアゴパンKO」という被害はコミカルながらも強烈で、ファンからは「わろてる」「ひどいw」「いきなりグーパン」「なにわろてるねん」「戸澤殴られてて草w」「モロに入ってるやろ」と同情と笑いのコメントが続出した。
暴行直後には夫セス・ロリンズが「少しはスッキリしたか?」と尋ねたが、ベッキーは「ちょっとね」と不機嫌そうに返答。このやり取りはWWE最強夫婦らしいシニカルさを漂わせつつも、AJリー戦での敗北からくるフラストレーションが爆発していることを浮き彫りにした。ヒールターン後は通常営業となったが、ベッキーの予測不能な“ヤバさ”が改めて際立った格好だ。(ABEMA/WWE『RAW』)
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