意外な一面も持つ。著書『30歳のバースディ』でのエッセーには、「ユーミンが好き」「空港でまたまた恋人と涙の別れ」「男かペットがいなくちゃダメな私」などと、つづられていた。
マイナンバー制度導入についての2020年6月の議論では、テレビキャスター時代の“同僚”である蓮舫氏とも対峙(たいじ)した。マイナンバーの目的を聞かれ、当時総務大臣だった高市氏は「民主党政権の時に大変ご苦労して、立派な法律を作られた。あの時の解散で残念ながら廃案になったが、自公政権になってから、民主党、自民党、公明党でよく話し合い、苦労して作ってもらったものとして、再提出を国会にした。目的については、蓮舫委員の方が詳しいのではないか」と答弁した。
安倍政権下で官邸側と総務省側による放送法をめぐるやりとりが記載された内部文書が公表された際(2023年3月)には、経済安全保障大臣(当時)として「もしも私と安倍総理の電話の内容が、そのような文書に残っているとしたら、私の電話に盗聴器でも付いているのか。全くそれは捏造(ねつぞう)文書だ」と反論。立憲・小西洋之参院議員から「仮にこれが捏造の文書でなければ、大臣そして議員を辞職するということでよいか」と問われると、「結構だ。私はそのようなことは言っていない」と返した。
また、岸田政権時の2022年12月には、防衛費をめぐる増税方針の閣議決定に造反し、「閣僚の任命権は総理にある。罷免をするということであれば、それはそれで仕方ない」と発言していた。
自民党総裁選には過去2回出馬し、2021年は3位、2024年は2位になった。そして3回目の挑戦で、悲願を達成。10月4日の高市陣営報告会では「火中の栗を拾いに行く女」だと意気込んだ。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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