「エクセルとパワーポイントの違いも知らなかった」

高樹千佳子
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 アナウンサーから別業種への転職は初めての連続だったという。横浜国立大学工学部建設学科を卒業している高樹は2019年に17年間所属した事務所を辞め、39歳の時に大手不動産企業に就職。しかし、子育ての時間をより確保したいと、フルフレックス・フルリモートも可能な現在の会社に再度転職した。

高樹「フリーアナウンサーって何もできないんですよ。原稿を読むとか用意されたセリフを言うとか用意されたことはできますが特にパソコン作業がダメで。エクセルで表を整理する方法もわからない、エクセルとパワーポイントの違いも知らなかった」

 今回の取材中もパソコン操作に手こずる場面があったが、時間はかかったものの、なんとか仕上げることができた。

 そんな高樹の働きっぷりについて会社の代表は語る。

フォーネスライフ株式会社 代表取締役 江川尚人氏「説明がすごく丁寧なので、チームの中で課題を整理して前に進めようという時に『良いスタートライン』を作ってくれる。『ついてこい!』って感じではないけれど、チームや集団をナチュラルにリードしてくれている」

 パソコンは不得意でも、チームビルディングで会社に貢献。会社側は高樹のアナウンサーの経験を活かそうと近々YouTubeチャンネルを立ち上げる予定で、高樹はインタビュアーを務めることになっている。

 結婚と出産を機に人生の新しい一歩を踏み出した高樹。自身の経験を通して伝えたいことは。

高樹「今はすごく柔軟に働いています。もし今の環境に満足できていなかったり、都合が悪いのであれば動いた方がいいと思います。やっぱり動かないと、変わらない。行動を起こすと良い方向にいくことも多いので、まずは情報収集だけでもいいから、友達の話を聞くなど何かしら動いてみる。そうすることで開ける道もあるんじゃないかな」

(『ABEMA NEWS』より)

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