とにかくラブラブな二人だが、そもそものきっかけは、妻の母と夫が友達だったこと。同い年だという妻の母と夫が知り合ったのは今から30年前、23歳のとき。妻の母が働くスナックで知り合い、お互いの店を行き来する飲み友達になる。
そして18年前、妻の母が「用事があるから預かってほしい」と託されたのが妻だった。当時夫は35歳、妻は5歳。妻いわく「遊具がある施設で遊んだ記憶だけある」とのこと。そんな2人が15年ぶりに再会したのは、3年前のこと。妻が母親のスナックで働くようになり、夫が営むバーと週3回ほど行き来する関係に。妻の母も含め3人で朝まで飲み、うどんを食べて帰る仲にはなったものの、お互い恋愛感情はなかったという。
転機は再会して約9カ月後。映画「ミッション:インポッシブル」を観に行きたいという話になり、妻の母は起きられないからと、二人で行ったのがはじまりだった。その後、焼肉屋へ行くと、ゲーム中はハイテンションだった夫がほぼ無言…。「無口なクマさんみたいでかわいい」とギャップ萌えした妻は、SNSにツーショットを載せ「世界でいちばん好き」と書き添えるなど“推し活”にいそしんだ。
ここから毎週食事へ行くようになり、妻は腕を組んできて「好き好き」と言いまくり、妻の猛アプローチもあり見事交際に発展。
いざ交際を決めたものの、現実に戻った夫は、覚悟を決めて挨拶に行こうと、妻の母のスナックへ。しかし報告より前に、妻が「私たち付き合った」と言い放ち、その場を去ってしまう。妻の母は驚きで固まり、「夫から言ってほしかった」と怒る羽目に…。その裏で、「楽しくなって、ノリで言っちゃった」と強すぎる妻。妻の母は、交際こそ許したが、結婚には反対していたという。
しかし交際から1年後、夫が「反対はされてたんですけど、好きすぎてプロポーズしてしまいました」と我慢しきれずプロポーズ!「入籍するなら挨拶に行かねば」と妻に伝えたものの、「行かなくていい」と言われ、今年の1月1日、強行突破で婚姻届を提出した。「自分が父親なら絶対に許していない」と夫。妻の母に「この場を借りて謝りたい」と感謝と誓いの手紙をしたため、スタジオで読み上げる。
夫は「今回のことで本当にたくさん心配とご迷惑をおかけしました。お母さんの大切な娘さんとお付き合いを始めた時も、ちゃんと話をするべきだったのに、それをしなかった自分の軽率さを深く反省しています。年齢のこと、立場のこと、いろいろな面で不安にさせてしまったのは申し訳ないと思っています。それでも、気持ちが本当なら通じると、自分に都合のいい考えで突っ走ってしまいました。お母さんの立場や気持ちにもっと真剣に向き合うべきだったと思い、すいませんでした。反対されてたけど、今はそれでも見守ってくれていることに感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いします。そして、これからもメグを大事にしていきます」と読み上げていた。

