しかしこの時、くるまは通過単位を聞き取れておらず、「5000タカ(約6250円)なのか…」と苦笑い。万が一、5000ドル(約76万円)だった場合はとんでもない金額になってしまうが、「さすがに5000ドルじゃないでしょ。めっちゃ高級ホテルではなかったはず」と予想し、予約した「ホテル・プリンス」へ向かった。

【写真・画像】令和ロマンくるま、ホテルで“1番高い部屋”に値段を知らず宿泊「何が怖いって…」 3枚目
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 一抹の不安を抱えながらも、ホテルに到着し、チェックイン。この時くるまは「現金で支払いたいのですが」と伝え、続けて「今ですか?あとですか?」と宿泊料金を支払うタイミングを尋ねた。しかし、ホテルスタッフから返ってきた言葉は「No problem.(問題ないよ)」。くるまは「いつでも良いんだ…」と困惑しつつ、部屋へ向かった。

 通された部屋に高級感はなかったが、快適に宿泊できそうな様子で、くるまは「ちゃんとしてるっぽい!」と満足げ。シャワールームとトイレも、特に大きな問題はなさそうだった。エアコンも温度調整が可能で、くるまは「いいでしょう」とうなずいた。しかしここで、「何が怖いっていくらかわからないところ」「これ、most expensive roomだから」と、再び不安が頭をよぎるくるま。宿泊料金も、いつ会計すべきなのかもわからぬまま、夕食をとるためホテル内のレストランへ移動した。

 そして迎えた翌朝。チェックアウト時に請求された料金は、4000タカ(約5000円)だった。単位がドルでなかったことは良かったものの、最も高い5000タカの部屋を希望していたくるまは、4000タカの部屋を手配されたことに納得がいかない様子。「なんか悔しいな」とこぼしつつ、ホテルを後にしたのだった。

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