【国際親善試合】イタリア女子代表 1-1 日本女子代表(日本時間10月25日/スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ)
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は日本時間10月25日、国際親善試合でイタリア女子代表と対戦。キャプテンを務める長谷川唯のループシュートで追いつき、1ー1のドローに終わった。ニルス・ニールセン監督の下では4勝4分3敗となっている。
メンバー発表会見でニールセン監督が「ここからは、第2フェーズに入る。選手を知る段階から、より結果を求める段階に入る」と明言して臨んだこの試合。4ー3ー3のフォーメーションで、GKは山下杏也加、DFは右から高橋はな、古賀塔子、熊谷紗希、守屋都弥が並ぶ。中盤は宮澤ひなたがアンカーに入り、長谷川と松窪真心がインサイドハーフに。3トップは右から清家貴子、田中美南、藤野あおばとなった。
序盤こそイタリアに押し込まれる展開が続いたなでしこだったが、徐々に主導権を握ると13分には藤野がミドル、16分には松窪がシュートを放つなど積極的に攻めていく。
24分にはぬかるんだピッチに古賀が足を取られた隙をつかれて、クリスティアーナ・ジレッリに強烈なシュートを許してヒヤリとしたが、ここは守護神の山下が好セーブで防いだ。前半アディショナルタイムにもなでしこがチャンスを迎えたものの、清家がGKとの1対1で狙ったループシュートは決まらず。前半はゴールレスで終えた。
するとハーフタイムで松窪を下げて谷川萌々子を送り出す。しかし52分、ボックス内まで押し込まれたところでジレッリのヒールパスに反応したジャーダ・グレッジにシュートを決められて失点した。
追いかける展開となったなでしこは61分、清家を下げて浜野まいかを投入。すると64分、宮澤のダイレクトパスに反応し、裏に抜け出した長谷川が右足の美しいループシュートを冷静に沈めて試合を振り出しに戻した。
77分には田中を下げて植木理子を送り出すなど、逆転に向けて前線を活性化させた。80分にはアクシデントで痛めた古賀を下げると、大怪我を乗り越えて1年3か月ぶりに代表復帰した清水梨紗を投入した。
試合終盤も相手陣内でボールを持つなでしこだったが、勝ち越しゴールを奪えないまま終了のホイッスル。第2フェーズに突入したニールセン体制の初戦はドロー決着となった。
(ABEMA/なでしこジャパン)
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