「桃源暗鬼」(とうげんあんき)は、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて2020年6月から連載中の少年漫画です。単行本は2025年10月現在、26巻まで刊行され、2025年9月時点で累計発行部数450万部を超える人気の作品です。2025年7月からはアニメ放送も始まり、2025年10月からは1クール目に続き2クール目となる「練馬編」がスタートしました。
この記事では、「桃源暗鬼」の作者、漆原侑来(うるしばら ゆら)氏を解説。性別や年齢、ゆかりのある松本市との関係についても解説していきます。
目次
- 「桃源暗鬼」とは
- 「桃源暗鬼」の作者・漆原侑来氏のプロフィールは?
- 「桃源暗鬼」作者の性別や年齢、名前の読み方は?
- 「桃源暗鬼」作者の他の作品は?
- 「桃源暗鬼」作者はSNSをやっている?X(旧Twitter)アカウントは?
- 松本市との関係は?
- まとめ
「桃源暗鬼」とは
主人公は、普通の少年として養父と暮らしていた17歳の一ノ瀬四季(いちのせ しき)。四季はある日突然、謎の組織から襲撃を受け、四季を守って養父は命を落とします。そこで四季は自分が “鬼”の血を継いでいることを知りました。
“桃太郎”の血を継ぐ者で構成される“桃太郎機関”に追われることになった四季は、鬼の力を制御し、戦う力を身につけるため鬼の教育機関"羅刹学園(らせつがくえん)"へ入学。教官である無陀野無人(むだの ないと)のもと、同級生らと訓練を重ねつつ、鬼機関とも協力しながら桃太郎機関との戦いに身を投じていきます。
「桃源暗鬼」の作者・漆原侑来氏のプロフィールは?
「桃源暗鬼」の作者である漆原侑来氏は、東京出身の漫画家です。その前は美容師をしていて、漫画をしっかりと読んだことがなかったそうです。
漆原氏が突然漫画家を志したのは、21歳のとき。美容師の仕事をきつく感じたときに、職場のスタッフルームでたまたま漫画を手に取ったことが転機となりました。翌日には漫画を描くための道具を一式揃え、独学で漫画を描き始めます。漫画の知識はほぼゼロからのスタートでした。作品を描いては出版社を巡り、23歳でウェブ漫画の週刊連載が決まったものの、1年ほど連載が続いても毎回、打ち切りになり、プロの世界で辛酸をなめる日々が続きました。お金や家がなくなっても、漆原氏は日雇いのバイトをしながら漫画喫茶で寝泊まりして漫画を描き続けます。
「桃源暗鬼」の連載が決まり、雑誌で漫画家としてデビューしたのは2020年、30歳のときです。「週刊少年チャンピオン」を出版する秋田書店に、初めて「桃源暗鬼」1~4話のネームを持ち込んだときのエピソードは、単行本2巻巻末のおまけページに綴られています。ネームを読んだ担当者はその場で「おもしろい」と褒め、その日の晩には漆原氏を飲みに連れて行き、そこからすぐに連載が決まったということです。
ちなみに、こうしたおまけページなどでの作者の自画像にはカバのイラストが使われていますが、その理由をインタビューで聞かれた漆原氏は、カバが好きだからと答えています。
「桃源暗鬼」作者の性別や年齢、名前の読み方は?
漆原侑来氏の名前の読み方は「うるしばら ゆら」です。性別は男性で、顔出しはしていないものの、テレビでのインタビューでは本人が答えた映像があります。本人のXアカウントでは、「桃源暗鬼」のアニメ化を祝して妻が描いたというイラストも公開しました。生年月日は非公表ですが、年齢は2025年現在35歳です。
「桃源暗鬼」作者の他の作品は?
漆原氏のデビュー作は「桃源暗鬼」です。「桃源暗鬼」を出版社に持ち込んでデビューに至ったというエピソードも、単行本に掲載されています。現在も本作が連載中であり、漆原侑来名義での、ほかの作品は発表されていません。
「桃源暗鬼」作者はSNSをやっている?X(旧Twitter)アカウントは?
漆原氏は、InstagramやXなどのSNSを使用しています。とくにXでは原作・アニメ関連のことを中心に、プライベートな事柄を呟くこともあります。2025年4月には、第1子の誕生もポストされました。漫画「桃源暗鬼」の公式Xアカウントもあり、担当編集が作品の最新情報などをポストしています。
松本市との関係は?
東京出身で、大人になるまでずっと東京に住んでいた漆原氏は、結婚を機に妻の地元である長野県松本市に移住しました。さらに、現在連載中で単行本24巻から始まる「桃源暗鬼」の「松本編」では松本市が舞台になっています。
「松本編」には松本城をはじめ、旧松本パルコに似た建物や、伊勢町の町並み、四柱神社など、実際の風景や建物などが登場します。漆原氏は、地元メディアのインタビューにも応じていて、「松本編」の連載のために実際に写真を取りながら街を歩いていることを語りました。地元でも「桃源暗鬼」の人気は上昇中で、聖地巡りに訪れるファンも増加。漆原氏は令和7年度松本市文化芸術表彰式典で、文化芸術奨励賞を受賞しました。
まとめ
「桃源暗鬼」の作者は漆原侑来氏で、この作品が漆原氏のデビュー作です。漆原氏は美容師から独学で漫画家を目指したという、漫画家のなかでも異色のキャリアの持ち主。東京出身で現在は長野県の松本市に住んでいます。「桃源暗鬼」の松本編には実際の松本市の風景が登場することもあり、現地のメディアに取り上げられるなど話題になりました。アニメ放映開始に加え、現在も漫画が連載中で、「桃源暗鬼」はさらなる盛り上がりを見せています。今後の展開から目が離せません。
(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会
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