【WWE】RAW(10月27日/日本時間28日/カリフォルニア・アナハイム)
大ベテランと若手女子が意地の”ビンタ”合戦。「リスペクトしてま〜す」と騙され、若手にビンタを喰らった美熟女レスラーが”舐めんじゃねぇ!”と怒りの倍返しビンタを一閃。脳揺れ“ぐにゃり”ダウンの若手にレフェリーが肩を貸し介護する衝撃シーンにファンも驚きを隠せない様子だった。
WWE「RAW」で、殿堂入り女子スーパースターのニッキー・ベラとロクサーヌ・ペレスがシングルマッチで激突。先週、ニッキーがステファニー・バッケルをロクサーヌ&ラケル・ロドリゲスの襲撃から救出した一件を発端に、世代を超えた遺恨戦が実現した。
ヒールでありながら、普段からいろいろな人に「あなたに憧れていたのよ」と言ってしまう“チョロさ”が愛嬌のロクサーヌ。この日もゴングが鳴ると、手をパタパタ上下させて握手を求め、敬意を示すポーズで場を和ませようとするが、ニッキーは「その手には乗らないわよ」と一蹴。すると「バレたらしゃーねーな」とロクサーヌの鋭角なビンタが飛んだ。
序盤、これで怒りに火がついたニッキーは、ロープを使ったローリングクラッチでキックアウトされると、先ほどのお返しとばかりに倍返しのビンタ一閃。“バチン”と響く音とともに、前のめりに”ぐにゃり”と崩れ落ちるロクサーヌ。その衝撃に、レフェリーのジェシカ・カーも思わず「大丈夫?」と心配そうに顔を覗き込むほどのインパクトだった。
ほどなく立ち上がったロクサーヌだが、フラフラの状態で、レフェリーが「オーウ、ノウ、ノウ」と肩で支える姿は弱々しく、どちらが選手かわからないほど。ファンからも「レフェリー介護」「(支えてる)レフェリーの方が強そうだな」や、口への平手打ちを受けたため「お口が…」とヒヤリとするコメントが寄せられた。
その後、ロクサーヌは仕切り直しを図るも口元を庇うように動きが鈍り、ニッキーに主導権を握られる。それでも徐々にスピードと狡猾さで巻き返す。さらにお約束となったラケル・ロドリゲスによるレフェリーの死角を突いての介入を経て、ターンバックル攻撃をアシスト。ロクサーヌは喉へのロープ攻撃やスプリングボード・ムーンサルトで一気に流れを引き寄せた。
試合中盤、首への集中攻撃に苦しむニッキーは、スピンキックやスパインバスターで意地の反撃を見せる。しかし最終盤、必殺の“ラックアタック2.0”が不発に終わり、コーナーでの攻防の隙を突かれてロクサーヌのフィニッシャー「ポップ・ロックス」が炸裂。3カウントを奪われ、敗戦を喫した。
試合後には、ラケルとロクサーヌが敗れたニッキーに追撃の“公開処刑”を敢行。だがそこへステファニー・バッケルが救出に登場し、リングは再び混沌に。ラケル&ロクサーヌ対ニッキー&ステファニーという、タッグ戦線での新たな抗争を予感させるエンディングとなった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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