“教会のお兄さん”が初めてのパンクに挑戦!
第1ラウンド「クラブオーディション」のステージに、「インディーズバンド」のメンバーとしてパンキッシュな雰囲気のメンバーと一緒に登場したキム・ウンチャン(23歳)。普段は兄と組んだインディーズロックバンド・Red Cでドラムを担当している。ウンチャンの家は音楽一家で、両親はクラシックを専攻。家にはすべての楽器が揃えられ、4歳の頃から家族でバンドを組み、福祉活動にも従事してきた。
「僕はスーパースターが夢なので、有名になって、いい影響力を人々に届けたいです」と意気込むウンチャン。パンクというジャンルには今回が初挑戦だそうで、手が震えるほどに緊張しているようだ。ギタリストがステージでサウンドチェックをしている間、ウンチャンはまるで教会にいるかのように、目を閉じて祈りを捧げていた。
3人が披露する楽曲は、ソテジワアイドゥルの「To You」。ボーカルはイントロが終わるとギターを放り投げ、すぐさま爆発力の高いパフォーマンスで、オーディエンスを惹きつける。ウンチャンは疾走感あふれるビートを見事に奏でてさらに盛り上げ、スティックを回したり、余裕たっぷりに客席を指さしてエネルギッシュに沸かせた。
審査員は「こんな刺激的な感じは久しぶりだ!」「勢いが8割」と絶賛。またウンチャンのアグレッシブなプレイに「教会のお兄さんはブレないね」「あの2人にあのドラムを組み合わせたのは反則だね」と称賛が寄せられた。コメントを求められたウンチャンは、控えめで緊張気味な調子に戻りつつ、「パンクを初めてやってみたんです。2人からエネルギーをもらって、そこに合わせて頑張ろうと思いました」と語った。
審査の結果、インディーズバンドは対戦相手の4倍もの点数を獲得する大差で勝利。ウンチャンはメンバーと笑顔で顔を見合わせて喜んだ。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)
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