賛否は覚悟。SUPER EIGHTの横山裕が、芸能界を牛耳る大手事務所のマネージャー役に挑戦する。柴咲コウ主演のABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』で横山が演じるのは、KODAMAプロダクションのマネージャー・明石隆之。井岡咲(柴咲)が新たな芸能事務所を立ち上げる前にマネージャーを務めていた時代の同期であり、競合関係になっていくキャラクターだ。グループ結成20周年を通過し、2025年のスローガンとして“挑戦”を掲げる横山が本作に託した“挑戦”を語る。
――出演のきっかけは?
グループが20周年を終えたこともあって、去年くらいから「次はどうするか」とマネージャーと話をする機会がありまして。そこで僕としては、今年2025年は“挑戦”を念頭に置くことに決めたんです。ソロプロジェクトを立ち上げたり、配信ドラマ『私の夫と結婚して』でモラハラ男を演じてみたり。そんな中で『スキャンダルイブ』のお話しが来ました。
――横山さん的にもこのドラマの内容的にもベストなタイミングだったわけですか。
言霊ではないけれど、自分の中で“挑戦”に重点を置いていたらそれに合わせたかのように新しいお話しが舞い込んで来るものなんだなと。本作を作るにあたり製作陣は結構前から企画を練っていたようで、その配信タイミングが偶然にも芸能界が動いた今の時期に重なって。後出しではなく前から企画していたものだからこそ、ブレずに芯のしっかりした骨太なドラマが出来上がったと思います。時流に関係なく製作の方々がこの企画を前々から動かしていたと考えると、僕としては凄い覚悟だなと驚くばかりです。
――どんな点において本作出演は横山さんにとっての挑戦になりましたか?
芸能界の裏事情を描くというのは、ある意味センシティブな部分があるじゃないですか。そこについて僕もどう言語化すればいいのか難しいけれど、芸能界も過渡期の中で色々と変わっていかなきゃいけないという状況にありますよね。変化には賛否がつきもので、今回の役を僕がやるという事に関しても賛否はあると思います。そういった部分も含めて、自分にとって挑戦になると感じました。
――挑戦に値すると思われた部分は他にも?
自分自身への挑戦にプラスしてあったのは、ストーリーの面白さです。ストーリーは芸能界の知られざる舞台裏にフォーカスを当てているわけで、その業界の中にいる人間である僕としては『うわー!ここまで描く!?』という戸惑いもあります。でも一視聴者としてエンターテインメント作品として観たら凄く面白いと思った。製作の方々はしっかりと取材して本作を作っているわけで、内容としてはフィクションとノンフィクションの狭間。リアルだけれど脚色も当然あって。地上波では流せない内容だから配信サービスでしか視聴が出来ないわけですが、これが地上波で放送できるようにならなければいけないとも思いました。
「メンバーに刺激されて頑張っている部分はあるかもしれません」

