今から20年以上も昔。香は元将棋連盟会長・安藤鉄斎(西岡徳馬)のもとで将棋に励む奨励会員だった。しかも父は将棋界に君臨する最強の男・銀次郎。そんな父を超えるべく、女流棋士ではなく、史上初の女性プロ棋士を目指していたのだ。
だがその意気込みが過度なプレッシャーとなってしまったのか、対局では連敗。思わず悔し涙を流すと、対局相手の男性棋士から「なんですぐに泣くんだよ、これだから女は…」と言われてしまう。悔しさMAXの香は「女流だと無双」と性別を揶揄するかのような周囲の言葉に反発し、女を捨てる事を決意。髪の毛を剃り上げ、プロゴルファー猿のような超短髪で対局に挑む。しかし少年相手に敗北。志半ばで将棋界から引退した。
香が飛鳥を目の敵にした理由。女性初のプロ棋士という前人未到の壁に立ち向かう姿に嫉妬したのか。それとも女性であるが故の挫折という同じ轍を踏ませたくなかったからなのか。飛鳥と香はコインの表裏。一歩違っていたら、飛鳥も香のようになっていたのかもしれない。ところが飛鳥のポテンシャルは香を優に超えていた。
香の過去に隠された苦悩を知った飛鳥だが「年齢とか?性別とか?そこ(将棋盤の前)に座ったら関係なくないですか?うん、関係ない」と一蹴。改めて自身が棋士を目指す理由について「クソみたいな世界を否定するため」と闘志を再燃させるのだ。
そして迎えた龍也との一戦。龍也は彰一と香の息子であり、飛鳥にとっては義理の弟にあたる。見事に勝利を収めた飛鳥は、龍也から「本当に棋士になるのか?化け物みたいな男ばかりだぞ?絶対に無理だ。その頂点には父さんがいる」との弁にこう答えた。「高くて越えられないならば、みんなを踏み台にして越える!」と。
標的・彰一の前に立ちはだかるものを次から次へとなぎ倒していく飛鳥。彰一との直接対局、そしてプロ棋士への門は射程圏内に。ところが好事魔多し。第6話ラストには飛鳥とバディを組む藤堂(藤木直人)を週刊誌記者が直撃する場面も。一体何があったのか!?
『MISS KING/ミス・キング』は、ABEMAで全話無料配信中。
ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』概要
2025年9月29日(月)夜8時より無料配信(全 8 話)
トップページ URL:https://abema.tv/video/title/90-2038
特報映像URL:https://abema.tv/video/episode/90-2038_s1_p501
本予告映像URL:https://abema.tv/video/episode/90-2038_s1_p450
<第1話>
放送日時:2025年9月29日(月)夜8時〜
放送チャンネル:「ABEMA SPECIAL」チャンネル
放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9gaaXdgA6scLDd
■『MISS KING / ミス・キング』ストーリー
天才棋士【彰一(中村獅童)】のもとに生まれた【飛鳥(のん)】。
母と3人、仲睦まじい幼少期を送っていたが、
ある時彰一は2人を捨てて出ていってしまう。
母と貧しい生活を送る飛鳥だったが、やがて母も病で他界し、飛鳥は孤独の身となる。
一方、飛鳥を見捨てた彰一は将棋界で成功を収め、脚光を浴びていた。
その姿に殺意が芽生え、復讐を試みる飛鳥だが、その場で図らずも将棋の才能を発揮する。
飛鳥の才能を見抜いた、元棋士の【藤堂(藤木直人)】は、
彰一に対して因縁の過去を持っており、共に「将棋で復讐をしよう」と持ちかける。
飛鳥は、藤堂とその恋人【礼子(倉科カナ)】に支えられながら、
復讐計画の一つとして、藤堂の指導のもと「史上初の女性棋士」を目指すことに−−
しかし、その前に立ちはだかるのは、
彰一の新たな家族であり、将棋界に絶大な影響力を持つ「結城家」の存在。
そして、強者たちがひしめく、将棋という伝統と実力の世界。
果たして飛鳥は、いくつもの逆境を乗り越え、
"史上初の女性棋士"への道を切り拓くことができるのか。
復讐の先に、彼女が手にするものとは−―
これは、憎しみに囚われる一人の女性が、将棋を通じて人生を取り戻していく物語。
■キャスト
のん
藤木直人
倉科カナ
奥貫薫
森愁斗
鳴海唯
・
西岡德馬
・
山口紗弥加
中村獅童
■スタッフ
企画:畑中翔太
脚本:荒木哉仁/石田剛太/山岸聖太
プロデューサー:小林宙/櫻井雄一/渋谷英史
監督:山岸聖太/椿本慶次郎
制作プロダクション:ソケット
製作著作:ABEMA



