【写真・画像】ラリージャパン、名物トンネルで“火花散る”衝撃光景 日本人ドライバーが「攻めてるね」国内外も注目 1枚目
【映像】勝田が「溝落とし」“オジエ超え”の猛アタック
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WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月8日/デイ3)

【映像】勝田が「溝落とし」“オジエ超え”の猛アタック

 WRC(世界ラリー選手権)第13戦『ラリージャパン』が6日から9日の日程で愛知・岐阜を舞台に開催されている。地元出身ドライバーである勝田貴元は、競技2日目を終えた時点で総合2位につけたが、デイ3も攻めの走りで2022年大会での総合3位に続く、自身4度目のラリージャパンで3年ぶり2度目の表彰台獲得を射程に入れている。

 特に勝田の集中力の高さとアグレッシブな走りが際立ったのが、SS10だ。ラリージャパンの山岳ステージは、道幅が狭く非常にツイスティで、排水用の側溝が路肩に存在するセクションが多く、ミスが許されないレイアウトとなっている。

 勝田はステージ終盤、この側溝があるポイントも躊躇なくギリギリまで攻め込む豪快なアタックを披露し、この難関SSで2番手タイムをマークした。このアタックに対し、視聴者からはその果敢な走りを評して「溝落とし」「フルモーに勝った」「表彰台へ」「ロングステージで2秒落ちは悪くない」といった熱い反響が寄せられた。このSS10での勝田のタイムは1位エルフィン・エバンスから2秒1遅れのステージ2位で、同じトヨタで通算8回シリーズチャンピオンのセバスチャン・オジエや、若き世界王者カッレ・ロバンペラを上回るものだった。

 ゲスト解説でTGRコ・ドライバーの前川富哉選手(WRCチャレンジプログラム コ・ドライバー)は「ロバンペラ選手ですら苦労したSSなので、ここで2番手をしっかり抑えてくるところが素晴らしい」と称賛のコメントを送った。

 走行後の勝田は「良かったです。一生懸命頑張ったが少し(コース状況に)混乱した。ステージそのものは良かった」とコメントを残している。SS10終了時点でトップから5秒2遅れの総合3位につけている勝田。攻めの姿勢で表彰台フィニッシュ、そして悲願の日本人33年ぶり優勝に向けて、期待を大きく高めている。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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