「WIND BREAKER(ウィンドブレイカー)」は、にいさとる氏が描く、街を護る最強の不良軍団と、そこで頂点を目指す少年の成長物語です。講談社の「週刊少年マガジン」公式漫画アプリ「マガジンポケット」に連載中、単行本は23巻まで刊行され、全世界累計発行部数は1000万に迫る勢いを見せています。
アニメ1期は2024年4~6月、2期は2025年4~6月に放送。2期最終回後には、実写映画化も発表されました。
この記事では、実写映画「ウィンドブレイカー」の、現在わかっている公開時期やキャスト情報、撮影場所などをお届けします。
目次
- 「ウィンドブレイカー」とは
- 実写映画「ウィンドブレイカー」とは
- 実写映画「ウィンドブレイカー」のキャストは?
- 実写映画「ウィンドブレイカー」のスタッフは?
- 撮影場所はどこ?
- まとめ
「ウィンドブレイカー」とは
物語の舞台は「偏差値は最底辺、ケンカは最強」といわれ超不良校として名高い風鈴高校。主人公の桜遥(さくら はるか)は、風鈴高校の噂を聞き、そこで「てっぺん」をとるため、街の外からやってきます。
しかし、現在の風鈴高校は“防風鈴”(ボウフウリン)と名付けられた街を守る集団となっていました。防風鈴の一員となった桜は、仲間とともに街を守るため戦っていくことになります。
実写映画「ウィンドブレイカー」とは
実写映画「ウィンドブレイカー」は、2025年12月5日公開予定です。2025年6月20日のアニメ2期終了後に実写映画化が発表され、その後6月25日に特報映像&キャラクターポスターが公開されました。
特報映像では、防風鈴が守る東風商店街の町並みや防風鈴の口上が書かれた看板、敵対チーム・獅子頭連(ししとうれん)の大群が押し寄せる様子、戦う防風鈴の姿などが映し出されました。そして、主人公の桜遥、楡井秋彦(にれい あきひこ)、蘇枋隼飛(すおう はやと)、杉下京太郎(すぎした きょうたろう)、柊登馬(ひいらぎ とうま)、梅宮一(うめみや はじめ)といった、メインの6人も登場しています。
キャラクターや物語の舞台となる街の再現だけでなく、本格的なアクションも見どころのひとつ。風速25m/s超えの爆風を利用し、疾走感あふれるウィンドアクションとなっています。
▼映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』特報
STORY
ずっとひとりで生きてきた男が出会った初めての仲間たち―
人も、街も、想いも、全てを守り抜く。
ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため、街の外からやってきた。そこで桜は、風鈴高校の生徒たちが<防風鈴=ウィンドブレイカー>と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていたことを知る。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、楡井秋彦、蘇枋隼飛、杉下京太郎ら仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げる最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出していた…!「俺はひとりでてっぺんをとる」と言い放ち、周囲と衝突してばかりの桜だったが、ある時街に乗り込んできた獅子頭連に楡井が傷つけられてしまい…
実写映画「ウィンドブレイカー」のキャストは?
現在発表されている、実写映画「ウィンドブレイカー」のおもなキャストを紹介します。
桜遥役は水上恒司さん
主人公・桜遥役は水上恒司(みずかみ こうし)さんです。
2018年にドラマ「中学聖日記」で主人公の相手役に抜擢され、岡田健史(おかだ けんし)名義で俳優デビュー。映画では2022年「死刑にいたる病」で初主演を務めました。2022年9月より本名の水上恒司で活動を開始。2023年「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しています。
水上さんは「ノスタルジアな気持ちになりつつも新しい時代に向かって桜遥と共に、多くのスタッフさんと共に、桜遥のように日々(撮影に)猛進していく日々は忘れられません」と、自身と演じる桜を重ねたコメントを寄せています。
楡井秋彦役は木戸大聖さん
情報収集で桜をサポートする楡井秋彦役は木戸大聖(きど たいせい)さんです。
木戸さんは、2017年ドラマ「僕たちがやりました」で俳優デビュー。2023年映画「先生!口裂け女です!」で映画初主演を果たしました。オーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」の2025年ネクストブレイクランキング~男性俳優編~では第1位を獲得しました。
木戸さんは楡井を演じるにあたり「『WIND BREAKER』を映画で実写化し、楡井秋彦として参加できることを知った時は本当に嬉しかったです」とコメント。「爽快なアクションシーンはもちろん、それぞれのキャラクターたちが交わす人情味のある対話はこの作品の大きな見所となっています」と、作品のポイントも語っています。
蘇枋隼飛役は綱啓永さん
拳法の使い手で右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛役は綱啓永(つな けいと)さんです。
綱さんは、2017年に第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。2018年ドラマ「文学処女」にて連続ドラマ初出演を果たしました。映画「女神降臨Before/After」「#真相をお話しします」など、話題作に次々出演しています。
綱さんは作品について「アツい共演者、スタッフの皆様と共に創り上げたウィンブレ。冬はこの映画を観て少しでも心を温めてくれたら嬉しいです。観終わったあと、""喧嘩したい""とかではなく、""隣の友達の肩を抱きたい""と思えるような作品になっていると思います」とコメントを寄せています。
杉下京太郎役はJUNONさん
風鈴高校のてっぺんである梅宮一を崇拝し、狂犬と呼ばれる杉下京太郎役を務めるのは、BE:FIRST(ビーファースト)のメンバー・JUNON(ジュノン)さん。
BE:FIRSTは、AAA(トリプルエー)のSKY-HI(スカイハイ)さんが自腹で1億円以上を投じたオーディション「THE FIRST」で7名が選出され結成されたボーイズグループです。JUNONさんが本格的な演技に挑戦するのは本作が初となります。
JUNONさんは、杉下を演じるにあたり「寡黙で一見凶暴、かつ総代に従順なキャラクターなのですが、ある意味コメディ要素もあるキャラクターなので、実写として表現する際にどのように演じれば良いか難しいなと感じていました」とコメント。初挑戦となった演技についても「僕自身、初めての映像作品だったので、撮影が始まる前は不安と緊張でいっぱいでしたが、共演者のみなさんの演技やそれぞれの役への向き合い方などを撮影を通してたくさん学ばせていただきました」と語っています。
柊登馬役は中沢元紀さん
風鈴高校3年で四天王の1 人・柊登馬役は中沢元紀(なかざわ もとき)さんです。
中沢さんは、2022年にドラマ「ナンバMG5」で連続ドラマ初出演を果たしました。2023年には映画「沈黙の艦隊」で映画初出演。2025年NHK 朝の連続テレビ小説「あんぱん」では、主人公の弟役を好演しました。
中沢さんは、柊を演じるにあたり「柊登馬は、見た目に反して誰よりも優しい心を持ち、他人のために行動できるキャラクターです。上級生らしく、一年生達をまとめるお母さん的立ち位置を意識しながら演じました。個性だらけのボウフウリンメンバーに振り回されながらも、胃薬を持ち歩きながらがんばる柊を応援していただけたら嬉しいです」とコメントを寄せています。
梅宮一役は上杉柊平さん
風鈴高校のてっぺん・梅宮一役は上杉柊平(うえすぎ しゅうへい)さんです。
上杉さんは、2015年にドラマ「ホテルコンシェルジュ」で俳優デビューしました。2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、一色藤長役として出演。2023年にはNetflix ドラマ「幽遊白書」で桑原和真役を務め話題を集めました。
梅宮を演じる上杉さんは、「相手を受け入れ、理解しようとする梅宮の強さは受け取る側によっては利己的に映る気がしていますが、そんな中、大切にしている物だけを信じて突き進めたのは、全キャストのもの凄いエネルギーを受けたことが大きな理由です。最高のキャスト、スタッフ、環境、全てが揃って、人間が演じる意味のある作品が出来上がったと思っています」とコメントしています。
実写映画「ウィンドブレイカー」のスタッフは?
原作はにいさとる氏による漫画「WIND BREAKER」。にい氏は本作に脚本の段階から参加し、現場見学にも訪れたとのこと。「キャスト、スタッフ皆さんの熱量に圧倒されました。迫力あるアクションシーンも見応えがあったのですが、一人一人のキャストさんが丁寧に桜や梅宮などの作中の人物解釈に向き合い役作りをされているなと感じました。桜たちが劇場でどんな活躍を見せてくれるのか皆さんと一緒にワクワクできるのがとても嬉しいです」と、実写映画に期待を寄せています。
監督は「サヨナラまでの30 分」「ブルーピリオド」などを手掛けた萩原健太郎氏です。萩原氏は「この映画は、“ヤンキー映画”という一見すると前時代的なジャンルへの挑戦状です」とコメント。「どんな理由であれ肯定できない暴力を通して、若者が前を向けるメッセージを届けられるか?若く熱量高い俳優たちと、“当たり前”に疑問を持って、壊して、再構築した先にその答えがあると信じて撮影に挑みました」と、本作に込めた思いを語りました。
脚本は「ハケンアニメ!」で第46回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑氏が手掛けています。政池さんは「『キャラクターの魅力、ひとつ残らず詰め込む』そう心に決めて、映画『WIND BREAKER』の脚本に取り組みました」とコメント。また「原作者のにい先生とのやり取りを経て、映画ならではのオリジナル展開も誕生しています!!!大好きな萩原健太郎監督とのタッグで、原作が好きな人はもちろん、初めて触れる方にも刺さる、“てっぺん”を狙える全く新しい不良映画に仕上がりました!」と、原作にない展開もあると、内容にも触れています。
作品情報
タイトル:『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
原作:にいさとる『WIND BREAKER』(講談社「マガジンポケット」連載)
出演:水上恒司 木戸大聖 八木莉可子 綱啓永 JUNON(BE:FIRST)中沢元紀 曽田陵介 萩原護 髙橋里恩 山下幸輝 濱尾ノリタカ 上杉柊平
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
音楽:Yaffle,桜木力丸
主題歌:BE:FIRST「Stay Strong」(B-ME)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:wb-movie.jp
公式X:@winbre_movie #映画ウィンブレ
撮影場所はどこ?
実写映画「ウィンドブレイカー」は、全編沖縄でのオールロケ撮影となっています。防風鈴たちが守る東風商店街は、実在の商店街を借り、原作の東風商店街を完全再現。県や自治体、地元住民からの協力を得て、店舗看板、外装・内装を1店舗ずつ装飾が施されています。原作のアイコンとなる東風商店街のアーチや、防風鈴の口上が描かれた看板などもゼロから建設し、大規模なオープンセットを制作して撮影されました。
まとめ
実写映画「ウィンドブレイカー」は、2025年12月5日公開予定です。
監督は萩原健太郎氏、脚本は政池洋佑氏が担当。撮影は沖縄県にてオールロケで行われ、実在の商店街を借りて原作の東風商店街も完全再現されました。話題の若手俳優たちの起用と、爆風を利用した疾走感あふれるアクションが見どころです。
実写映画化の公開も決まり、ますます盛り上がりを見せる「ウィンドブレイカー」。映画のさらなる続報と、2025年12月の公開を楽しみに待ちましょう。
(c)にいさとる/講談社 (c)2025「WIND BREAKER」製作委員会
アニメ『ウィンドブレイカー』1・2期放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | サクラとフウリン | 桜の大立ち回り |
| 2 | 憧れのヒーロー | 意外とお茶目な蘇枋 |
| 3 | 頂に⽴つ男 | 獅子頭連との悶着! |
| 4 | 衝突 | 蘇枋の煽り力の高さ |
| 5 | 優しい男 | 「大人の階段のぼろうか」 |
| 6 | その背中を追って | 柊と佐狐の思い出 |
| 7 | 負けられない戦い | ありし日の兎耳山と十亀 |
| 8 | 思いを継いで | 吹っ切れた十亀 |
| 9 | 梅宮の流儀 | 器を見せた頭突き |
| 10 | 対話 | 梅宮、「対話」を語る |
| 11 | 新たな級友【とも】 | 桐生&柘浦が大暴れ! |
| 12 | 頼られる者 | 桜、名前を呼ぶ |
| 13 | 友のため | 杏西のため動き出す1-1 |
| 14 | 怒り | 梶の一喝 |
| 15 | 決着 | 2年級長の貫禄 |
| 16 | Re:start | 「好きだからだよ」 |
| 17 | 先輩の教え | 動転梶の全力パンチ |
| 18 | 居場所 | 納豆拒否蘇枋 |
| 19 | 密かな想い | 恋愛センサー大活躍 |
| 20 | 宵の街 | 空から降ってきた美女 |
| 21 | 共同戦線 | GRAVEL登場 |
| 22 | Shall We Dance? | オトメ強い椿野 |
| 23 | 救いの手 | 椿野、「対話」を実践 |
| 24 | 嵐のあと | 棪堂が見せた力の片鱗 |
| 25 | 誰が為の強さ | 棪堂よりも強い男 |







