「アイドルは違うね」見違えるような本番のステージ
5つのポジションが集まって1つのチームを結成し、2チームずつ対戦する、第3ラウンドの「デュアルステージバトル」がスタート。チョン・ウソク(27歳)はかつて、人気ボーイズグループ・PENTAGONのメインラッパーとして活動していた参加者だ。第3ラウンドでは「やるやいなや」チームのボーカルとして参加し、BIGBANGの「SOBER」を演奏する。
下位のメンバーが集まった「やるやいなや」チーム。ウソクは自分の順位について「50人中50位でした」と、悔しそうに話す。5人は「もう失うものはないから怖いものはない。アンダードッグの反乱を見せてやろう」と闘志を燃やし、演出に関して様々なアイデアを出し合った。
そして迎えた中間チェックの日。雨の音色から始まるイントロに編曲したが、雨の音が流れた後にキーボードの入りが遅れてしまい、続いてボーカルのウソクもリズムがずれて音程を外し、全員が拙い演奏となってしまった。またギターを壊す演出も曖昧で、審査員は失笑。その後、観客と一緒に歌うパートで、ウソクは観客にマイクを向けるような動きを見せる。
パフォーマンスが終わると、審査員は絶句。「ボリュームを下げようかと思いました。あまりに不安定ですね。ドラムはリズムを逃している部分も多かったし、ウソクさんのボーカルも聴いていられないというレベルでした」「アイデアが多すぎたね。やりすぎると曲の邪魔になります。一体何が起きているのか」と酷評されてしまう。
編曲を担当したギタリストのブロディ(27歳)は、表では「最終的にはできると信じています。今やっているものをそのまま続けようと思います」と気丈に返すも、裏では「みじめでした」と正直な心境を吐露。その後チームで話し合うも、メンバー間で意見が分かれてしまう。それぞれが地道に練習を重ね、本番のステージを迎えた。
本番で「やるやいなや」チームは、明るくロックなアレンジで演奏。真っ赤なジャケットを着たウソクはさすがの舞台度胸で自由にステージを跳ね回り、花道を進み出て観客にアピールしていく。ブロディのギターソロもソリッドに響き渡った。参加者からは「まるでコンサートだね」「アイドルは違うね」「めっちゃステージ慣れしてた。エンターテイナー!」と賛辞が起こっていた。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)
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