激しくヘドバン!大盛り上がりのステージに
華奢な体型に長髪で、只者ではない空気を放つ日本人ギタリストのケイテン(18歳)。Instagramのフォロワー15万人超を誇り、アメリカのバークリー音楽大学に奨学金で通う注目の参加者だ。第3ラウンドの「デュアルステージバトル」では自らチームメンバーを選び、仮面を被った謎の超絶技巧ドラマー・ハギワ(自称2歳)や手練れベーシストのマシャ(23歳)も仲間に引き入れた。ケイテンは「相手チームは大きな潜在力を持っているけど、僕は僕たちのチームに自信がある」と自信たっぷりに豪語する。
日本人3人、韓国人2人で構成される、ケイテンの「メモリー」チーム。そのためコミュニケーションに不安を抱えるメンバーもいたが、ケイテンは英語をスラスラと操って、メンバーの架け橋となった。
中間チェックではハギワが片足を椅子に上げた独特の姿勢でドラム椅子に構え、審査員は「気になる」と期待を込める。メンバーはエネルギッシュな演奏を披露したが、審査員からは「お互いを見てはいるんだけど、お互いのことを聴いていない。エネルギーとパフォーマンスはOKで見せ方はすごくいいけど、それを爆発させるには、合奏の相性が良くないとダメだよ」と厳しい言葉が寄せられた。また演奏中にスティックを回すなど、個人のパフォーマンスが目立ったハギワには「タイミングがズレるポイントがたくさんありすぎて。ドラムは指揮者なのに、波が激しい。だからあまり爆発力がない。基本に立ち返らなきゃいけないよ」と指摘が飛んだ。
これまでは1人で、音源に合わせてドラムを叩いてきたハギワ。慣れないバンド演奏で実力を発揮できず、反省した様子だ。そしてメンバー間で話し合って密にコミュニケーションを取り、何度も同じパートをループして練習するなど、土台作りに勤しんだ。
「メモリー」チームが演奏する楽曲はTOUCHEDの「Highlight」。序盤から息の合ったパフォーマンスを見せ、サビではエネルギーが爆発したように、メンバーが頭を激しくヘッドバンキングする。マシャとケイテンが向かい合って演奏したり、ハギワがマシャの頭を抱いたり、メンバーそれぞれの絡みにも観客から黄色い悲鳴が起こる。そして終盤では、観客を巻き込んで一緒にジャンプ。「もう1位じゃない?」「セクシーすぎる、やばいよ!」と声が飛び、ケイテンはフロアに寝っ転がりながら弾くギターソロでも圧倒した。
投票の結果、メモリーチームは全員が個人点数で相手チームに勝利し、これまでのチームの中で最高得点を取り圧勝。審査員からは「エース同士でスターの集まり」と称され、ハギワに対しても「見どころ満載だったね」「チームの中で実力をしっかり見せてくれた」と、彼の成長とカリスマ性を讃える声が多く見られた。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)
この記事の画像一覧
