「ワンパンマン」は、最強の力を手にしたヒーローが、襲い来る敵を一撃(ワンパン)で倒していく物語です。集英社が運営するWeb漫画サイト「となりのヤングジャンプ」にて2012年から連載されています。2025年11月現在、35巻まで刊行され、シリーズ累計発行部数は3500万部を突破。アニメは2015年10~12月に1期、2019年4~7月に2期が放送されました。3期は2025年10月5日より、毎週日曜23:45~テレ東系列ほかにて放送されています。
この記事では、「ワンパンマン」を生み出した2人の作者について紹介。プロフィールや過去作品などの情報をまとめました。
目次
- 「ワンパンマン」とは
- 「ワンパンマン」で絵を担当・漫画を描いている村田雄介氏とは
- 「ワンパンマン」作画担当・村田雄介氏の他の作品は?
- 村田雄介氏は顔出ししてる?
- 村田雄介氏は息子も有名人?
- 「ワンパンマン」原作担当・ONE氏とは
- 「ワンパンマン」の原作担当・ONE氏の他の作品は?
- ONE氏は顔出ししてる?
- 「ワンパンマン」作者のまとめ
「ワンパンマン」とは
舞台となるのは、人類の脅威となる怪人と、それに立ち向かうヒーローが存在する世界です。主人公のサイタマはごく普通の青年でしたが、ある日、街で暴れる怪人から少年を救ったことをきっかけにヒーローになると決意します。そこから懸命なトレーニングを重ね、あらゆる敵を一撃で倒せる力を手に入れました。
しかし、サイタマは強すぎるがゆえに、戦いの緊張感や勝利の喜びといった感情を徐々に失っていきます。趣味でヒーローを続けていたものの、退屈な日々を過ごしていました。サイタマは無気力なまま、どんな恐ろしい敵もワンパンで撃破し続けていきます。
「ワンパンマン」で絵を担当・漫画を描いている村田雄介氏とは
「ワンパンマン」で作画を担当しているのは、村田雄介(むらた ゆうすけ)氏。1978年7月4日生まれの現在47歳で、性別は男性です。Xアカウントでは「ワンパンマン」の漫画・アニメ情報などを投稿しています。
出身は熊本県ですが、子どものころは親の転勤で全国を転々としていたそうで、小学5年生まで住んでいた宮城県が一番長く滞在した場所とのことです。鳥山明(とりやま あきら)氏の「Dr.スランプ」の絵に感動して漫画を書き始め、高校生のころに本気で漫画家の道に進むことを決意。高校2年の4月にデビューを果たしました。それ以降は、読み切り作品を描いたりアシスタントをしたりしていたそうです。
20歳ごろ、ジャンプ編集部に「作画の話があればお願いします」と頼み、「アイシールド21」を担当することになります。そして「アイシールド21」の連載終了後、Webで公開していた「ワンパンマン」の面白さに惚れ込み、自らONE氏に連絡を取り、合作を提案。何社かに読み切り作品を持ち込みして「となりのヤングジャンプ」でリメイクを掲載することになりました。
2024年1月には、アニメ制作スタジオの立ち上げをXで報告。2023年12月30日から2024年1月1日にかけて、パイロットフィルムを5つに分けて公開しています。
「ワンパンマン」作画担当・村田雄介氏の他の作品は?
村田氏がこれまでに制作したおもな作品は以下のとおりです。
【連載】
・アイシールド21(原作:稲垣理一郎氏)
2002~2009年「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載。全37巻。
・ヘタッピ漫画研究所R
2008~2010年「週刊少年ジャンプ」にて月1回のペースで連載。全1巻。
・曇天・プリズム・ソーラーカー(原作:太田垣康男氏)
2010~2011年「ジャンプスクエア」(集英社)にて連載。全2巻。
・マンガ家 夜食研究所
2016年「週刊モーニング」(講談社)にて連載。全1巻。
【読み切り】
・パートナー
1995年「週刊少年ジャンプ増刊 1995年Autumn Special」にて掲載。
・さむいはなし
1998年「週刊少年ジャンプ」にて掲載。
・怪盗COLT
2002年「週刊少年ジャンプ」にて掲載。
・アイシールド21(原作:稲垣理一郎氏)
2002年「週刊少年ジャンプ」にて掲載。
・JUMP SUPER STARS 不思議の国のセナ!?
2005年「週刊少年ジャンプ増刊 ジャンプヒーローズ」にて掲載。
・窓ふきパルク
2008年「ジャンプSQ.」(集英社)にて掲載。
・BLUST!
2009年「週刊少年ジャンプ」にて掲載。
・マインズ
2010年「週刊少年ジャンプ」にて掲載。
・弾丸天使ファンクラブ(原作:ONE氏)
2012年「ミラクルジャンプ」にて掲載。
・怒涛の勇者達 (原作:ONE氏)
2012年「週刊ヤングジャンプ」にて掲載。
・ゴキブリバスター(原作:ONE氏)
2015年「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)にて掲載。
・科学と魔法の格闘家たち(原作:いぬころすけ氏)
2019年「週刊少年ジャンプ」にて掲載。
村田雄介氏は顔出ししてる?
村田氏は、イベントやインタビューなどで顔出ししています。2021年12月に行われたナンバーナイン主催の漫画家向け無料オンライントークイベント「漫画家ミライ会議2021」でも顔出しで登場。ナンバーナインの公式チャンネルでは、森川ジョージ(もりかわ ジョージ)氏との対談の様子が動画で上がっています。
村田雄介氏は息子も有名人?
村田雄介氏の息子は、ボディビルダーの村田圭介(むらた けいすけ)さんです。圭介さんは2024年全国高校生ボディビル選手権170cm以下級で2位を獲得。超高重量を扱う若き怪力ビルダーとして注目されています。
村田雄介氏は「ワンパンマン」32巻のカバーそで部分にて、「息子がボディビルをやっていて生きた資料に事欠かないです」とコメントを添え、圭介さんの体格を参考に漫画を描いていることを明かしました。
「ワンパンマン」原作担当・ONE氏とは
「ワンパンマン」の原作を担当しているのはONE(ワン)氏です。1986年10月29日生まれ現在39歳で、性別は男性。新潟県生まれ、埼玉県育ちです。Xアカウントにて「ワンパンマン」の情報などを投稿しています。
ONE氏が漫画家を志すようになったのは小学生のころ。幼少期あまり漫画は持っていなかったそうですが、たまに遠出するときだけ新幹線で読む用に「クレヨンしんちゃん」を1冊買ってもらえたとのこと。同じ巻を何回も読み返すうちに、漫画を描くようになったそうです。
大学時代から個人サイトでWeb漫画を公開。当初はアナログで描いた漫画を携帯電話で撮影して掲載していました。1度だけ出版社にギャグ漫画を持ち込んだものの、ONE氏いわく「本当につまんない漫画だった」とのことで、担当者には全然笑ってもらえなかったそうです。
2009年7月にウェブコミック投稿サイト「新都社」にて「ワンパンマン」を載せたところ、読者の反応が良かったため投稿を続けるようになりました。その後、活動方針により個人サイトでの掲載に変更。現在も不定期で更新が続けられています。
「ワンパンマン」の原作担当・ONE氏の他の作品は?
【連載】
・モブサイコ100
2012~2017年「裏サンデー」(小学館)にて連載。全16巻。
・魔界のオッサン
2012~2013年「となりのヤングジャンプ」にて連載、以降不定期連載。
・REIGEN 〜霊級値MAX131の男〜
2018年「裏サンデー」にて配信。「モブサイコ100」のスピンオフ作品。全1巻。
・バーサス(作画:あずま京太郎氏)
2023年より「月刊少年シリウス」(講談社)にて連載中。既刊5巻。
・バグエゴ(作画:設楽清人氏)
2023年「ヤングジャンプダイイチワ」に第1話を掲載し、2024年より「ウルトラジャンプ」にて連載中。既刊2巻。
【読み切り】
・弾丸天使ファンクラブ(作画:村田雄介氏)
2012年「ミラクルジャンプ」にて掲載。
・怒涛の勇者達 (作画:村田雄介氏)
2012年「週刊ヤングジャンプ」にて掲載。
・ゴキブリバスター(作画:村田雄介氏)
2015年「ヤングガンガン」にて掲載。
ONE氏は顔出ししてる?
ONE氏はWeb上に顔出しをしています。漫画家・山田玲司(やまだ れいじ)氏が立ち上げたYoutubeチャンネル「山田玲司のヤングサンデー」ではいくつか顔出しで登場している動画が上がっています。
「ワンパンマン」作者のまとめ
「ワンパンマン」の作者は、作画・村田雄介氏、原作・ONE氏の2人です。村田氏がWeb掲載されている「ワンパンマン」に惚れ込んだことがきっかけで「となりのヤングジャンプ」で掲載され、現在累計発行部数3500万部を突破する人気作となっています。
「ワンパンマン」はアニメ3期が始まり、ますます盛り上がりを見せています。この機会に、村田氏、ONE氏のそれぞれのその他の作品も読んでみてはいかがでしょうか。
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部


