その出来事とは、5年間にわたる離婚裁判が決着した後のある日の朝、心身ともに疲弊していた川﨑を心配して自宅を訪ねた花音さんが、味噌汁を作ってくれたことである。

 川﨑は、長年の理想とする「憧れの結婚像」を持っていた。それは「ベッドの中でうっすら寝ていたら、トントントンと包丁の音が聞こえてきて、なんか味噌汁のいい香りがする」という、家庭的で穏やかな光景だった。

 まさにその瞬間、花音さんが作った味噌汁が目の前に出されたとき、川﨑は感動して涙を流したという。感動して涙を流す川崎を見た花音さんは驚いたというが、川崎にとっては「お味噌汁」こそが、理想が現実となった瞬間でもあり、大きな意味を持ったという。

 川﨑にとって花音さんの存在は、裁判中に献身的なサポートを通じて、ハニートラップではないと信頼を深めていたが、この「味噌汁」をきっかけに、感謝の気持ちが愛情へと変わっていった。

 花音さんは「こんなに私にとって普通のことをこんだけ切望してた人がいるんだったら、私にでも幸せにできるんじゃないか」という気持ちに変化したと語っている。こうして川﨑はトラウマを克服し、花音さんの存在を「何よりも大切な生き甲斐」であると強調し、還暦を過ぎて新たな幸せを掴んだ。

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